病院で悶絶 2019年9月12日 643日目(メンドーサ)

  • 2019.09.12 Thursday
  • 23:34

日付:2019年9月12日(木) 天気:晴れ

移動距離:なし 総移動距離:28,057km

現在地:Mendoza(メンドーサ)

 

痒すぎて眠れない!なんてことはなく
しっかりと睡眠をとることができた。
じんましんの方は引いてきているものの
ちょっとしたきっかけで再び爆発するんじゃないかという
不安な空気を纏っている。
引っ掻いてしまったせいなのか、
じんましんが残っているからなのかわからないが
お腹から背中にかけて赤い跡はまだ消えていない。

 

9時には家を出発して車で病院まで送ってもらった。
車を停める場所が無かったのでいったん路駐し、
急いで受付に行って簡単にぼくの状況を
カルロスが説明してくれた。
そして、「じゃ、頑張って」と言って彼は去っていった。

 

海外で病院に来たのは今回が初めて。

これまでも体調を崩すことはあれど

病院に行くまでには至らなかった。

そう考えると、今回の状況はなかなか深刻ということになるのだろうか。
ちなみにやって来たのは公立の病院。
診察も薬も全て無料で受けることができる。
もちろん税金でやり繰りしているわけで
旅行者のぼくまで無料でいいのかなと
申し訳ない気持ちになる。
そんなわけで贅沢を言える立場じゃないが
設備の整ったきれいな病院とは言い難い。

 

病院に来れば英語が少しは通じるかと思っていたが
それはぼくの勘違いだったようだ。
受付のおばちゃんは凄まじい速さのスペイン語で
何らかを尋ねてくる。
ジェスチャーをフル活用してなんとか状況を伝え、
紙ぺら1枚を受け取って廊下で待つことになった。

 

昨日に続き今日も気温が低く
廊下は風が抜けるのでかなり寒い。
ぼくと同じように廊下で待っている人は複数おり
その人数は徐々に増えていく。
それにも関わらず、診察へと進んでいく人は少ない。
そもそも受付と診察する側の連携がないので
次に誰なのかがはっきりしない。
新たにやってきた人自身が「最後は誰?」と尋ねて
「あーこの人の次ね。」と判断する。

よくわかっていなかったぼくだが
受付のおばちゃんが「あの人の後ね」と
説明してくれたのは理解していた。

 

とにかく待ち続ける。本を持ってきておいて大正解。
自分の番がやって来たのは2時間後だった。
扉の先に進むとそこには再び廊下があった。
どうやらまだ診察という段階じゃないらしい。
とりあえず看護師らしきおっさんに状況を伝える。
体の状態を見せれば理解してくれるだろうと思っていたが
どうもうまくいかない。
よくよく聞いてみると「お前はここじゃない。」と言っている。
なにぃ!?2時間も待ったのに!?
「どこに行けばいいんだ?」としつこく尋ねるが
半ば追い出されるかたちで再び外の廊下へと舞い戻ってしまった。

 

仕方なく受付のおばちゃんの元へ。

「どこに行けばいいんだ?」
「廊下で待って、呼ばれたらあそこの扉から中へ行きなさい。」
「そこに行ったら違うと言われた。」
「ん?それはおかしいわね・・・」

 

なかなか動かなかったおばちゃんだったが
やっと重たい腰を上げて直接聞きに行ってくれた。
結果、違う場所で再び待つことに。
こりゃ丸1日かかることを覚悟せねば。

しばらく待っていたが自分の順番がわからないので
出てきた看護師に声をかける。

すると「こっちに入りな。」と言ってくれて
ぼくの状況をしっかりと聞いてくれた。

 

「薬のアレルギーはあるか」と聞かれ
すぐに腰のあたりに注射をブスッ!
じんましんに対するものだと思われるが
全てスペイン語の説明なのでいまいち理解できない。

その後、診断書らしきものを書いてもらって
それを手に別の場所へと案内された。

 

様子を見る限り、こっちの方が正面玄関みたいだ。
ひょっとしたらカルロスは救急の方へ
ぼくを連れていっていたのかもしれない。
その割にはこの状況に行きつくまでに
かなりの時間を要しているのだが。

そこからさらに2つほどの手続きを通過し
ついに皮膚科と思われる診察室の前へとたどり着いた。
長かった・・・。

 

診察室の中に入ると机と診察台があるだけ。
やけにシンプルな作りである。
そこにはぼくと同い年くらいの女医さんが2人。
彼女たちは英語がわかっていたので
ここにきてやっと詳しく説明することができた。

足のデキモノをルーペで詳しく観察し始める医者。
「うむ。これはなかなかひどい・・・。」とでも言っているようだ。
1人がいなくなったと思ったら
なんと次の瞬間には合計8人の医者に囲まれることになった。
え?そんなに深刻なわけ?

 

で、よく見ればやって来た医者は全員が若い女性。
日本でいうところの研修医ってやつなのか
その辺はよくわからない。
ひょっとしたらアルゼンチンの皮膚科は女性が多いのかもしれない。
(確かな事実として忘れちゃいけないのは
アルゼンチンには美女が多いということ。)

彼女たちは子どもが昆虫を興味深く見ているように
ぼくのデキモノを順番に観察し、
何枚もの写真を撮っていく。
正直、悪い気はしない・・・。
なんて考えていたのもつかの間、
検査が必要だと告げられ、
その場でデキモノを採取することが決定した。

 

何もしなくても痛いのにそこに麻酔の針をブスっと刺される。
「ぎょえー」と悲鳴をあげてしまった。
でも、それは序章に過ぎなかった。
針とメスのようなものを持った女医は
ぼくのデキモノをたこ焼きをひっくり返すようにいじくり出した。
歯を食いしばって何とか耐えるも
あまりの痛さに「うぅ・・・」と声が漏れてくる。

 

5分ほどで切除は終了し「ふぅ」と一息ついたが、
他の場所にできているデキモノも菌が溜まっているとのことで
それを全て取り出すようだ。
デキモノ周辺に指を当てググっと力を加えられ、
中にある膿を押し出していく。
こちらは麻酔をかけてないこともあって
さっきよりもさらに激しい痛みが襲ってきた。
合計で6ヵ所の処置を終えた時は
抜け殻のようになっていた。

 

検査には1週間かかるとのこと。
切除した場所がどのくらいで回復していくのか
さっぱりわからないので
どちらにしてもすぐには走り出せそうにない。
じんましんの原因もよくわからず
ひょっとしたら体が疲れていたからなのかもしれないので
素直に従うことにした。  

飲み薬と塗り薬を受け取り
足を引きずりながら病院を後にした。

 

家に戻ってから状況を説明する。
1週間後に再び病院に行く必要があるので
メンドーサにしばらく滞在しなきゃいけない。
ここには1泊だけのつもりだったわけで
さすがに1週間もお世話になるのは申し訳ない。

「近くの宿に泊まるよ」と言ったら
「ここにいるのは嫌なのか?」と寂しい顔をされ
「ヤスがここに泊まりたいなら私たちは全く問題ない」と言ってくれた。
そもそもここにはカルロスの子どもである
アグスティンとベレンが住んでいる家なので
ぼくとしては彼らが嫌がるのではと思ったが、
全くそんな雰囲気はなくむしろ歓迎してくれた。

 

病院で疲れ果ててしまったので
昼食後はアルゼンチンの慣例に従ってひと眠り。

 

夜は娘のベレンが入っている合唱団の発表があるとのことで
ぼくもそれを聴きに行った。

 

 

これがベレンが入っている合唱団。

 

子どもたちの合唱団も参加していた。

  

 

夜はしっかり薬を飲んで就寝。

 

無事に回復に向かってくれればいいのだが。

こうしてメンドーサでのホームステイ生活が始まった。

 

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いいことも悪いことも 2019年9月11日 642日目(ラパス→メンドーサ)

  • 2019.09.11 Wednesday
  • 23:00

日付:2019年9月11日(水) 天気:くもりのち晴れ

移動距離:33km(自転車では) 総移動距離:28,057km

本日の移動:La Paz(ラパス)→Las Catitas(ラス・カティタス)⇒Mendoza(メンドーサ)

 

夜中まで鳴り続けた音楽が止まったと思ったら
風が強まり雨まで落ちてきてしまった。
昨日のままの風向きだったら
今日も快調に走れると思っていたが、
天気が崩れた後は風向きも変わってくるので
そんなにうまくはいきそうにない。

 

悪いことは重なるもので
足のデキモノの方もじんじんと痛みがある。
そこに心臓があるんじゃないかと思えるほど
デキモノ周辺がどくどくと脈打っているのがわかる。

 
さらに、それに我慢しながら出発準備を整え、
走り出そうとしたら後輪のスポークが折れているのを見つけた。

それも2本。どの時点で折れたのかは定かではない。

旅の途中で折れることはあるだろうと思っていたが
交換してから1ヵ月ほどしかたっていないのに折れてしまうとは。
音鳴りがしたりテンションが普通じゃなかったりと
予兆はあったもののいざ折れてしまうとさすがに気持ちは滅入る。
しかもこのタイミングだ。

 

嘆いても怒っても事態は変わらないので
荷物を全て外して交換作業に取り掛かった。
30分ほどで無事に交換を終えたがこの先に不安は残る。
とりあえずメンドーサまであと2日。
そこまで行けばそれなりの自転車屋さんは見つかるだろう。

 

出発が遅くなってしまった。
しかも小雨までぱらついてきている中を走り出した。
そろそろアンデスが見えてくる頃なのに
こんな天気では無理だろう。風も冷たい南風。

不安要素は多いがとにかく進むしかない。
足のこともスポークのこともあまり考えないようにしながら
ペダルを回し続けた。

 

2時間ほど走っただろうか。
路肩に1台の車が停まった。
声をかけてくれたのはカルロスというおっちゃん。

「メンドーサの近くまで行くけど乗っていくか?」と
今のぼくの状況を知っているかのような一言。
ひょっとしたらそんなオーラが漂っていたのかもしれない。
断る理由もなくありがたく車に乗せてもらった。

 

サンルイス(ぼくが昨日出発した町)に住んでいるカルロスご夫妻。
今日はおばあちゃんの誕生日パーティーがあるので
メンドーサ近くの町まで向かっているらしい。
いろいろと話しているうちに
パーティーに一緒に参加することになり、
さらには「今日は泊まりなよ」と提案までしてくれた。

 

たどり着いたおばあちゃん(カルロスのお母さん)の家には
親族一同が集まっていた。
日本の正月のような雰囲気。

おばあちゃん手作りのエンパナーダ(焼く前)。

ぼくには特大餃子にしか見えない。

 

大量のチキンと共にオーブンへ。

 

こちらがおばあちゃん。
89歳って言ってたかな。とっても元気。

 

カルロスのお姉さんになるのかな?料理長。

 

こんがりと焼きあがったエンパナーダ。
香ばしいにおいが立ち込める。

 

完成した料理をみんなでいただく。

 

 

焼きたてエンパナーダが最高にうまい。
中には牛肉と玉ねぎなどの野菜がぎっしりで
それこそニンニクを入れたら餃子になりそう。
今までいくつも食べてきたけど
間違いなくナンバー1だ。

  

ひたすら食べ続け、最後はマテ茶を飲みながらまったり。

(やたらと写真を撮ってくれた。)

 

旅に出てからというもの
こうして家族のパーティーに招かれることが多い。
どうしてここまでしてくれるんだろうってほど
色んなことを当たり前のようにもてなしてくれる。

日本の「おもてなし」って言葉には
「しっかり準備してお客さんとして失礼のないように」
って意味が込められているように思う。
それはそれで日本の素晴らしい文化。
が、ぼくが旅の中で受けてきた「おもてなし」はちょっと違う。
スーッと家族の中に入り込むような
そこに来るのが当たり前だったかのような
そんな感覚にさせてくれる「おもてなし」だ。
とにかくみんなと一緒に笑いっぱなしの数時間だった。

 

おばあちゃんのお宅から再度車に乗り込み走り出す。
どこまで行くのかな〜と思っていたら
メンドーサの町の中心までやってきた。
たどり着いた家にはカルロスの2人の子どもが住んでいた。
全く予期していなかったが
今日のうちにメンドーサにたどり着くことができた。

朝は悪いことが続いたからどうなるかと思ったが
そんな日にはこうして素晴らしいことも待っている。

 

ところが、大きな問題はそこからだった。
シャワーを浴びるタイミングで
わきの下がかゆいな〜と思い始めた。
足にできていたポツポツがこんなところにも出現したか?
しばらくするとお腹から背中にかけた広い範囲に
さらに激しいかゆみ。
見ると赤く腫れあがっている。

 

「な、なんじゃこりゃ!?」

 

じんましんと呼ぶにふさわしい赤い膨らみ。
これも足にできているデキモノと関係があるのか?
何らかの食べ物にアレルギー反応した可能性もある。
子どものころに同じような症状に襲われたことがあったような。

 

足のデキモノのことやじんましんのことやらを
カルロスの家族に一通り話し、
明日は病院へと連れていってもらうことにした。
重大な何かじゃなければいいんだけど。
どうなることやら。
 

 

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あっという間の120kmだったけど・・・ 2019年9月10日 641日目(サンルイス→ラパス)

  • 2019.09.10 Tuesday
  • 23:10

日付:2019年9月10日(火) 天気:晴れ

移動距離:123km 総移動距離:28,024km

本日の移動:San Luis(サンルイス)→La Paz(ラパス)

 

昨日の夜のうちに雨は上がった。
が、今朝は風が吹き荒れている。
大きめの木も揺らすほどの強風が東から。
ということは、超追い風だ!

 
これを逃すまいと急いで走り出した。

サンルイスから西に真っすぐ進んでいく。
道は緩やかな下り。
追い風&下りという最高の組み合わせ。
時速30km以上でスイスイ走っていく。

 

天まで続いていきそうな道。

 

 

途中で上りに転じたが追い風は相変わらずなので
足への負担は少ない。

 

標識にはサンティアゴの文字も現れた。
この道を進めばチリへと入っていける。

 

この辺りは乾燥しているエリアみたいで
ちょっと干からびたような大地。

 
そろそろアンデスも見えてくるんじゃないかと思っているが
なかなか姿を現さない。

途中で追い風は弱まっていったが
午前中に距離を稼いでいたおかげで
120kmを走り切り16時にはラパスという町に入っていった。

町の中心の公園でキャンプができるとのことで
今日はそこで終了。

 
屋内プールが併設されており
そこであったかいシャワーも使うことができた。

 

が、シャワーの後から右足の裏にできているデキモノ周辺に激しいかゆみを感じた。

見ると土踏まずからくるぶしにかけて赤く腫れあがっている。

触れてみると熱まで持っており

由々しき事態になっているのは明白。

このまま右足が侵されていってしまうのでは・・・。

こりゃ、昨日買った薬の効果を考えるまでもなく

病院に行った方がよさそうだ。

アンデスを越えてサンティアゴで行こうと思っていたが

それでは遅すぎるかもしれない。 

とりあえず水で冷やしたら少しは落ち着いていった。

 

そんな不安要素はあれどお腹は空いていく。

近くの商店で肉を買って今日もステーキにする。

公園のすぐ横には民家があり
そこで大音量の音楽が流れているのがやや気になっていたが
いつの間にか眠りに落ちていた。

  

 

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原因はどこにある!? 2019年9月9日 640日目(サンルイス)

  • 2019.09.09 Monday
  • 23:00

日付:2019年9月9日(月) 天気:くもり時々雨

移動距離:なし 総移動距離:27,901km

現在地:San Luis(サンルイス)

 

今日は朝から雨模様。気温も低い。
走らないと決めていた日に雨が降ると
ちょっとだけ得した気分になる。
それは意地悪いような気もするが。

 

雨はなかなか止まなかったが
小雨になったタイミングで
いくつかの案件を済ませるため外出した。

実は2週間ほど前に足の裏にデキモノが出現しそれが悪化している。
最初は「魚の目」かなと思っていたが
気がつけばその数が増えている。
右足の土踏まず付近のものが一番深刻で
真ん中に黒っぽい血の塊みたいなやつが見え
その周りは2僂曚匹留澆鮑遒辰
皮膚が固く腫れあがっている。
押すと痛みがあり、歩くのもややつらい。 

同じような症状は左右の小指や
その他の部分にも数ヵ所見られており
そろそろ無視できる状況じゃなくなってきていた。

 

また、足の甲から脛にかけて、前述のデキモノとはやや雰囲気の異なる
赤いポツポツが何ヵ所も出来ていて
そこには痛みはないがかゆみがある。

全く別の要因かもしれないし、
何らかの関連があるのかもしれない。

 

ネットを使っていろいろと調べ、
ノミやダニが原因の可能性もありそうだと思い始めた。
ひょっとしたら寝袋やダウンに潜んでいるのかもしれない。

そんなわけで寝袋とダウンをしっかり洗濯してもらうべく
向かったのはクリーニング屋さん。
今日、明日中に終わるのであればお願いしたいところ。
が、やはり特別な洗い方になるようで
4日はかかると言われてしまった。
うーむ。これはどこかでそこそこの長期滞在が必要か。

 

続いて向かったのは薬局。
日本でいうところのオロナインのような
その手のデキモノには何でも効きそうな薬が欲しい。
もちろんスペイン語で説明なんてできないので
靴下を脱いで実物を見せる。
薬局のおっちゃんはすぐに何かを悟ったように
店の奥へと消えていき、薬を出してきてくれた。
あの迷いのない感じ、きっと効果があるに違いない。

 

帰りにスーパーにて食材を買って宿へ。
気温は上がらず再び雨が強まってきていた。

寒かったので夕食は味噌鍋。
いつまでたってもちょうどいい量がわからず
大体作りすぎている。

今日もお腹をパンパンにして眠りについた。

 

 

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アルゼンチンも終わりが見えてきた 2019年9月8日 639日目(ラ・トマ→サンルイス)

  • 2019.09.08 Sunday
  • 23:26

日付:2019年9月8日(日) 天気:晴れ

移動距離:88km 総移動距離:27,901km

本日の移動:La Toma(ラ・トマ)→San Luis(サンルイス)

 

走り出して早々に大きな看板が出現した。


あたりは牧場なわけだがイノシシが親子で横断するらしい。
これだけ大きくて目立つ看板が出ているってことは
頻繁に見かけれらているんだろう。
この先もいくつも看板は出てきたが
残念ながら実物を見ることはなかった。

 

時々こうしてペットボトルが山積みにされていることがある。
奥には日本でいうところの祠のようなものがあり
キリスト教関係の何らかがあるようだ。

ペットボトルはいわゆるお供え物なのか、
それともここならゴミとして置いても救われるのか、
その辺はよくわからない。

 

アップダウンを繰り返しながら進んでいく。

 

 

座り心地が悪そうな崖に集まっている鳥たち。

 

ここのところずっと片側二車線の道路。
車の数は少ない。
仮に来たとしても大きく距離をとって追い越していくので
わざわざ避ける必要がない。
それでもミラーでしっかりと後方は確認しているわけだが。

 

 

 

お昼休憩はいつも通りパンにパテとはちみつ、
そして果物を食べる。
道ばたにこんな休憩ポイントが設けられていた。

こんなところでもアサードをやる場所がある。
周囲にはほとんど何もないのだが。
「運転に疲れたから休憩がてらアサードでもやるか」
なんてことにアルゼンチン人はなるのだろうか。

 

見えてきた山の淵を通るようにしてサンルイスの町へと入っていった。

 
最後の約15kmは道路の端にサイクリングロードが
きれいに整備されていた。


こんなモニュメントもある。
自転車に力を入れている町なのかもしれない。

 

アルゼンチンの最後の大きな町になるであろうメンドーサの文字も出てきた。
約300kmなので3日くらいでたどり着くだろう。

 

ドミトリーの安宿を調べておいたのでそこに投宿。
コルドバから山を越え、
その後もアップダウンのある道を走り続けてきたので
ここで2泊してちょっと休むことに。
それに明日は天気が崩れるみたいだから
休養をとるにはちょうど良さそうだ。
 

 

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結論は「牛肉がうまい国」 2019年9月7日 638日目(サンタロサデコンララ→ラ・トマ)

  • 2019.09.07 Saturday
  • 23:04

日付:2019年9月7日(土) 天気:晴れ

移動距離:105km 総移動距離:27,813km

本日の移動:Santa Rosa de Conrala(サンタロサデコンララ)→La Toma(ラ・トマ)

 

昨日から続いているあまり変化のない道を
今日も進んでいく。

 

農地が目立ってきていて
アメリカではよく目にしていた
大型のスプリンクラーを久しぶりに見かけた。

 

道ばたで一心不乱にお食事中。

 

こちらは団体さんが木の上で休憩中。

 

お昼を過ぎても景色はほとんど変化がない。

 
このままだとアルゼンチンの印象が
かなり薄いままで終わりそう。
アルゼンチンを1ヵ月も自転車で走って
「牛肉がうまい国」だけで終わっていいものか。
まぁ、最後にアンデス越えがあるから
そこで一気に印象も変わるんだろうけど。

 

そんなことを思っていたら80kmほど走ったところで
面白いかたちの山に近づいていった。

この辺り、南北にいくつかの山脈ができている。

 

今日も緩やかな上りだったが走行距離100kmを越えた。
La Toma(ラ・トマ)という町で昨日に引き続き
そこそこ安い宿を見つけたので投宿。

アルゼンチン序盤戦に比べてキャンプが減った。
ここのところだいぶ贅沢しているかも。

まぁ、食事は全部自炊しそこで調整している。
今日も町のお肉屋さんで牛肉を買ってステーキ。
硬くならない赤みの肉。

やっぱりアルゼンチンは「牛肉がうまい国」ってことで間違いはない。
 

 

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最高の安宿発見 2019年9月6日 637日目(ミナクラベロ→サンタロサデコンララ)

  • 2019.09.06 Friday
  • 23:20

日付:2019年9月6日(金) 天気:晴れ

移動距離:98km 総移動距離:27,718km

本日の移動:Mina Clavero(ミナクラベロ)→Santa Rosa de Conrala(サンタロサデコンララ)

 

早めに出発しようとドミトリーの部屋で静かに準備を始めた。
ところが自転車を確認すると後輪のパンクが発覚。
結局、他にもいろいろと調整したので
出発は10時を過ぎてしまった。

 

昨日越えてきた山を近くに見ながら
序盤はアップダウンが続く。

 

 

大きな町は出てこないが宿泊施設が目に付く。
日本でいうところの民宿やペンションの雰囲気に近い。
休みを利用してここに来て
リラックスするんじゃないだろうか。

 

昼を過ぎてVilla Doloresという比較的大きな町に到着した。
いつもパンにパテとはちみちという組み合わせなので
たまには違うものを・・・と思ったが
手ごろな場所は見つからず、
気がついたら町を抜けてしまっていた。

 

道ばたでいつもの昼食をとり、
そこからはどこまでも真っすぐに続く道を
南へと走っていった。

 

風はやや向かい風。
そして、気がつかないくらいの勾配で少しずつ上っている。

西の方にも山脈のようなものが見え始めた。
左右を山に挟まれているエリアということになる。

 

16時過ぎにサンタロサデコンララという町に到着。
キャンプ場のマークがあったのでそちらを目指す。
町の外れには川が流れていて
キャンプ場もその近くにあった。
夏場じゃないのでとっても静か。
周囲には宿も何軒か並んでいた。

 

試しに一軒の宿で料金を尋ねてみた。
約800円だと言う。あ、それなら泊まってもいいかな。
案内された部屋に入るとびっくり。
ベッドだけがあるのかと思っていたら
そこにはシャワー、トイレはもちろん、
簡単なキッチン、冷蔵庫まで完備されていた。
もう完全に家。何の問題もなく住める。

 

 

「ここ、そんなに安いの!?」と思わず確認してしまった。
アルゼンチンの宿は高いと思っていたけど
探せばけっこういろいろあるもんだ。
 
洗面所も気にすることなく自由に使えるので
洗濯をちゃちゃっと済ませて
夕食の買い出しへ。

 

こちらはセントロの教会。

 

部屋での料理も何の問題もないので
牛肉をたっぷり購入してステーキにした。

 

ちなみにアルゼンチンではこんな鍵が使われていることがほとんど。
ちょっとレトロな雰囲気を感じるけど
これってセキュリティは大丈夫なんだろうか。

 

 

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岩山ダウンヒル 2019年9月5日 636日目(ケブラダデルコンドリト国立公園→ミナクラベロ)

  • 2019.09.05 Thursday
  • 23:33

日付:2019年9月5日(木) 天気:曇りのち晴れ

移動距離:56km 総移動距離:27,620km

本日の移動:Parque Nacional Quebranda del Condorito(ケブラダデルコンドリト国立公園)→Mina Clavero(ミナクラベロ)

 

本格的に冷え込んだ朝になった。
昨日に続いて雲が広がっていて
太陽が顔を出す気配はない。

鍋に水を入れようとしたらボトル中のからは
シャリシャリと音がした。薄く氷ができている。

 

コーヒーや簡単なスープを作って温まっていると
鳥たちが近寄ってきた。

こうして人間の近くに来るってことは
ここで食べ物をもらえそうだと思うから。
こんな何にもないキャンプ場にもそれなりに人はやってきて
キャンプを楽しんでいるってことなのだろうか。

それにしても近すぎ。捕まえられそな距離だ。

 

太陽が出ないのでしばらくしても気温は上がらず
顔にあたる冷たい風に耐えながら準備を終えた。

 

しばらくは自転車を押して歩いていく。

 

 

その後、昨日下ってきた砂利道へ。
さっそく息を切らせながら走り舗装路へと戻っていった。

 

 

昨日の時点でほぼ上りは終わりだと思っていたが
その先も予想以上に上り坂が続いていく。
そして、今日はかなり風が強く
うねうねと曲がりくねった道なので
向かい風や横風になるとふらつくことすらある。

 

 

 

下りに入ったと思ったら再び上り。
そんなアップダウンをしばらく繰り返した。

 

 

 

青空が少しずつ見え始めたタイミングで
頂上だと思われるポイントに到着。

激しく踊っているような旗は
怖くなるほどバタバタと音を立てていた。

 

そこからは一気に下っていく。
下りは体が冷えるので厚手の手袋、
ニット帽、ネックウォーマーを装備し、
風向きに注意しながら走りだした。

 

山の東側よりもごつごつした岩が目立つ。

 

はるか下には町並みも見えている。

 

 

 

久しぶりに景色を見て「うぉー」と叫んで興奮した。
やっぱり山の中を走る方が景色は楽しめる。

 

そんな岩山の途中にポツンと一軒家。
誰か住んでいるのか?

 

 

ほぼ坂道を下り切って南北に延びる幹線道路に合流。
1,500m近く標高を下げて太陽も出てきているので
今朝の寒さが嘘だったかのようなぽかぽか陽気に変わっていた。

 

ちょうど観光案内所があったので立ち寄り情報収集。
色々と考えた結果、やや早めだけどこの近くの
ミナクラベロという町の宿に泊まることにした。
観光地らしくドミトリーの安宿もあるし。

 

この町で2つの川が合流している。
そのポイントの近くは水の力で岩が大きく削られていた。

 

これだけでもなかなか見応えはある。

 

宿でビールを飲みつつリラックス。


キッチンは夜8時からしか使えなかった。

 
早寝早起き派のぼくにとって、
アルゼンチンの生活リズムに馴染んでいくことは
なかなか難しい。
  

 

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キャンプ場にはどこだ!? 2019年9月4日 635日目(ビージャカルロスパス→ケブラダデルコンドリト国立公園)

  • 2019.09.04 Wednesday
  • 23:34

日付:2019年9月4日(水) 天気:くもり

移動距離:55km 総移動距離:27,564km

本日の移動:Villa Carlos Paz(ビージャカルロスパス) →

Parque Nacional Quebranda del Condorito(ケブラダデルコンドリト国立公園)

 

今日は本格的な上りになる。
早めに起床して準備に取り掛かった。
夕飯の残りのカレーを食べて栄養をしっかり補給し、
自転車に荷物を取り付けたところで
宿の朝食時間になった。
(朝食付きだとは知らなかった。)
が、その朝食が小さなクッキーだけだったので
むしろ知らなかったことが幸いした。
もちろんそれでもコーヒーとクッキーを
ちゃちゃっと胃袋に流し込んで走り出すわけだが。

 

町なかからさっそく上りが始まる。
曇り空で気温が低かったが30分も走ると
ジワリと汗をかき始めていた。

 

標高が高い道だと知らせる標識。

「ABIERTO」は英語の「OPEN」という意味だから
場合によっては雪や凍結によって閉鎖されることがあるんだろう。

 

じわじわと上っていく。

 

町が少しずつ小さくなってきた。

 

引き返せということか?


いや、上のねじが外れて180度回転している。

 

これは凍結注意という意味だろう。

 

寒いことばかり気にしていたが
道ばたには花が咲いていた。


南半球には確実に春がやってきている。

 

そこからもひたすら標高を上げていく。
植物も背丈の低いものに変わってきた。

黒くなっている部分は山火事があったんだと思われる。

 

 

 

岩がむき出しになっている場所も多い。

 

上り続けて約50km走ったところでナショナルパークの入り口に到着した。
ここにキャンプ場があると聞いているので
道路からそれて公園内へと進んでいく。
道は未舗装路に変わりせっかく上ってきたのに
下っていってしまう。

 

 

 

明日の朝のことを考えるとあまりに下るのは勘弁してほしい。
ただ、標高を上げた分、気温は確実に下がっており
早めに寝床を確保してテントを張ってしまいたい思いがあり

とにかく先を急いだ。

 

こんな標識もあったけど。

 

たどり着いたビジターセンターで尋ねると
そこから1km先にキャンプ場があるとのこと。
ただ、キャンプを許可するためには
バーナーの所持を確認する必要があると言う。、
後ろのパニアの奥にしまい込んでいるので
取り出すのはかなり面倒くさいが従うしかない。
見るからに乾燥しているエリアなので
山火事の対策だろう。

 

無事に受付を済ませて先へと進んでいく。
「1km先にある」という説明だけだったので
簡単に見つかると思ったが
それがどこなのかさっぱりわからない。

そのまま進んでいくと民家らしき場所に入ってしまい
散々犬に吠えられてしまった。

 

自転車を停めて「まさかこっちじゃないよな?」と
思った急な坂道を駆け上がる。
ちょっと離れたところにキャンプ場らしき場所が見える。
そこは明らかにトレッキングルートと呼べる道。

重たい自転車を運んでいくような場所ではない。

 
誰もこんなところ来ないだろうし、
その辺でキャンプしちゃうか。
そう思ったところにレンジャーの車がやってた。
聞くとやはりキャンプ場はこの先のようだ。

 

キャンプ場以外でのキャンプは禁止されていると言われてしまい
仕方なく自転車を押して坂道を進んでいった。

 

 

 

やっとの思いでキャンプ場にたどり着いた。

風が強くかなり冷え込んでいる。

ここで標高約2,000m。

この先、チリへ行くためにはその倍の高さまで

上っていくわけだけど、果たして大丈夫だろうか。
とにかく急いでダウンを着込んでテントを設営した。

  

昨日のうちに買っておいたビールを片手にパスタを茹でる。

 

 
珍しい鳥が近づいてきた。

 

いや、それはさすがに近づきすぎ。

 

この季節にこんなところでキャンプするもの好きは
ぼくの他にはいないようだ。
明日は太陽が顔を出してくれることを願いつつ
寝袋に包まって早々に眠りについた。
 

 

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上っていくかと思ったが 2019年9月3日 634日目(コルドバ→ビージャカルロスパス)

  • 2019.09.03 Tuesday
  • 23:08

日付:2019年9月3日(火) 天気:晴れ

移動距離:43km 総移動距離:27,509km

本日の移動:Cordoba(コルドバ)→Villa Carlos Paz(ビージャカルロスパス)

 

結局、コルドバには4泊した。
アルゼンチンに入ってからは
走り続けることが多かったから
久しぶりに1ヵ所に長居したことになる。

 

ここからさらに西へと進んでいく。
これまでは真っすぐな道が目立っていたが
一気にグネグネと曲がりくねった道が始まる。
コルドバの東にある山脈を越えていかなければならない。

 

コルドバの町を抜けるのに苦労するかと思ったが
ちょっと裏道に入れば車は少なくて走りやすい。
民家が減ったところから見るからに高速道路へと入っていった。
自転車が走っていいのかちょっと怪しいところ。

でも、この道しかないんだから行くしかない。

ややガタガタだけど路肩もあるし問題ないか。

 

ここから緩やか上り始めたわけだが
思ったほど急ではなくすぐに下り始めて
覚悟していたぼくにとってはちょっと拍子抜け。

 
ただ標高を上げていくのは間違いないわけで
本格的な上りは明日になるんだろう。

その証拠に遠くにうっすらと高い山が見えてきている。

 

結局、同じような道が続いてあっという間に
Villa Carlos Paz(ビージャカルロスパス)という町に入っていった。

お昼を少し過ぎた頃でぽかぽかしていて心地いい。
湖が近くにあって観光地となっているが
冬場の今は観光客は少ないようだ。

 

 
やはり本格的に上るのはこの町を過ぎてから。
ここにはいくつも宿が並んでいるが
上り始めるとそんな宿もなくなるだろう。

というわけで、時間はだいぶ早いけど
今日は早々に切り上げてこの町の安宿に泊まることにした。

 
ドミトリーの宿はここでも貸し切り。
キッチンも充実していた。

ちなみに、アルゼンチンでは湯沸かしポットに
温度調整機能付きのものをよく見かける。
マテ茶はストローみたいなのやつで飲むので
熱すぎると飲めないのだ。

それでも、ここのところよく飲ませてもらっているマテ茶は

熱すぎてびっくりすることがある。

 

夕食は明日からの本格的な上りに備えて
具がたっぷり入ったカレーを作った。

 

 

明日の朝食用に少し残したが
それでもお腹はパンパンに膨らんだ。

ここ最近、食べている量と運動量が釣り合っていないような・・・。
重たい体で果たして上り坂を越えていけるんだろうか。
 

 

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