2018年5月17日(木) 160日目(中国 北京)

  • 2018.05.17 Thursday
  • 23:29

日付:2018年5月17日(木) 天気:晴れ

移動距離:0km 総移動距離:8,147km

本日の移動:自宅→成田空港⇒北京国際空港→北京のホテル

 

出発の朝。
余裕を持って目を覚まし、朝ごはんを食べて荷物の最終チェックをする。
大丈夫。忘れ物はない。
今日家を出たら数年間は日本に戻ってこないつもりだ。
家族やつくね(ねこ)にもしばらくは会えなくなってしまう。
そう思うと自分で決めた旅立ちだけども寂しさが込み上げてくる。
なるべく思考を停止し、車へ荷物を積み込み走り出した。
遅くても10時までに成田空港に到着するつもりで出発したが、
車はすいすい進んで、9時過ぎには空港にたどり着いた。
荷物預け開始までかなり時間があるが、この時間に大事な予定が入っていた。
Skypeで大学の講義にお邪魔させてもらうのである。
(数日前の日記で簡単に紹介しています。)
電波が安定している場所に陣取り、通信テストをしたのちに授業本番に臨んだ。
お互いの声が聞き取りにくい場面も何度かあったが、
約45分間の授業全て参加することができた。
学生が質問を考え、どのように投げかければいいのかを学ぶ授業だったので、
ぼく自身はひたすら質問に答えていけばよい。
旅の決断から準備のこと、旅のようす、大変だったこと、
教員としてのこと、これからのこと・・・。
こうして後になって振り返ってみると、
質問されたときに最善の言葉を選ぶことができなかったと反省する場面がいくつも浮かんできた。
授業そのもののお手伝いが出来たこともうれしかったが、
この講義に参加していた若者たちが何かを考えるきっかけになってほしいと思う。
また、声をかけてくれた先生は社会人になったばかりの頃の知り合い。
7年近くいっさい連絡も取っていなかったが、こうして共に授業を作り上げることができた。
ぼくとしてもとてもいい経験になった。そして、何より楽しかった。ありがとう。
今後も機会があればぜひ!
大学側から写真をもらったので載せます。
(学生たちにも了承してもらっています。念のため。)
顔がこんなに大きくなっているとは思わなかった。
でも、スマホを手で持って会話していたからこれが限界。
 
実はここからがけっこう大変だった。
授業を終えたのが12時頃。ちょうどチェックインが出来る時間になっている。
カートを押してカウンターへ向かった。
荷物がでかいので、それらを隅に置いたまま列に並ぶように指示される。
しばらく並んでいるがなかなか進んでいってくれない。
シドニーやクイーンズタウンの空港では荷物を預ける際にこんなに並ぶことはなかったのだが。
まぁ、焦っても仕方ないので本でも読みながらじわじわと進んでいく列に身を任せていた。
 
しばらくすると、見送りに来てくれていた父が自転車を載せたカートを押して
隣のカウンターに移動していくではないか。
ん?どういうことじゃ!?
どうやらANAの係員が自転車の手続きに時間がかかるかもしれないとのことで、
別の窓口を案内してくれたらしい。
あのまま並んでいたら1時間はかかっただろうからこりゃありがたい。
 
ところが問題はここから。
「手荷物は2つまでが無料なので3つ目はお金がかかります。」
「はい。お支払いします。(110ドルでしょ。もちろん調べています。)」
「さらに自転車は大きいのでそのサイズ超過分もかかります。」
なぬ!?そりゃ、おかしい!
「コールセンターに確認したら自転車はサイズ超過でのお金はかからないと言われているんですが・・・」
何やら他の方々と確認する係員の男性。
ちなみに心配だったので、電話した日時はしっかりとメモを取っていた。
しかも、その電話を3回もかけている。
このあたり、我ながら抜かりないな〜と思う。が、自画自賛している場合じゃない。
「どの電話番号で?」「係の方の名前は?」「予約をしてから?」なども
それぞれ10分おきくらいで追加質問される。
何度も確認する係員。エアチャイナのコールセンターにも確認しているみたいだ。
しかし、いっこうに結論は出てこない。
 
最終的に結論が出たのはフライト予定時刻の約1時間前。ぎりぎりだ。
(遅延のためフライトは15:15から15:40に変更になっていたが・・・)
コールセンターの誤案内という結論。お金はかかるという。
 
・・・はい?今、なんとおっしゃいましたか?お金がかかるですって?
「向こうの案内ミスなのにお金がかかるってどういうことじゃ!?
 そもそもwebだけではわかりにくいから電話で聞いてんだろうが!
 しかも、こっちは3回も確認してんだ。ただの案内ミスですますんじゃねぇ!
 バンクーバーに行くのにわざわざ北京を経由するのは料金が安いからなんだよ。
 別に本当は遠回りなんかしたくないんだよ!!!!」
 
と、この人に言っても仕方ない。彼はANAの係りの人間だからどうしようもない。
でも、そのまま受け入れることも嫌なので多少粘ってはみるものの、結論は変わらない様子。
フライトの時間も迫っているので諦めて支払いに応じることにした。
100ドルもしたらかなりの痛手だと覚悟したが、サイズ超過分は75ドル。
安くもないけど決して高すぎることもない微妙な料金設定で何も言えなかった。
 
そこからはもうあまり時間がない。
料金を支払い、段ボールを預け、出国手続きへ向かわなければならなかった。
父と一緒に日本での最後の食事をとってから旅立とうと思っていたのにそんな時間は残っていなかった。
 
搭乗ゲートは一番奥にある44番。
売店でおにぎりを買い、それが日本での最後の食事となった。
ちなみに隣にある43番ゲートはトロント経由カルガリー行き。
カルガリーと言えばカナダでぼくが行こうと考えている場所である。
皮肉なもんである。隣のゲートを進めば直行できるのに。
カルガリー行きは、遅れている北京行きを横目に定刻通りに飛び立っていった。
 
結局、1時間強遅れて飛行機に乗り込み出発となった。
そこそこ空席はある。ぼくの隣には人がいないのでけっこう楽に座れた。
周囲を見わたすと日本人は少ない。だからといって中国人ばかりでもない。
ぼくと同じように北京で乗り継ぐ人が多いのだろう。
この機内ではぼくは完全に中国人に見られるようで、
キャビンアテンダントや近くに座っていた人からも中国語で話しかけられた。
もはやさっぱりわからない。「謝謝」しか知らない。
その度に、「イングリッシュ、プリーズ」と言う自分。
そして、英語になるとちょっと安心している自分。
それを不思議に感じる自分。そんな感じである。
 
また、夕食の提供があってびっくりした。
「チキンあんかけうどん」か「魚のなにか?」を選べたのでうどんを選択。
おいしくないとどっかに書いてあったが、決してまずくはなかった。
いや、むしろそこそこいける気もする。
 
とにかくビールを頼めたので文句は全くない。
 
出発が遅れた分、到着も少し遅くなった。ちょうど薄暗くなってきた頃、北京に到着した。
空気は汚いと言われていたが、言われてみなければわからない程度のような気もする。
ここでの乗り継ぎ時間が20時間。無料のホテルを予約しているのでそこに向かう。
 
まずはどでかい空港をひたすら歩く。
 
 
すると目の前に長蛇の列。待ち構えているのが入国審査だ。
乗り継ぎのための一時入国だが、果たしてすんなり通れるものだろうか。
30分くらいかけてじわじわと列は進んでいった。
その間、頭の中で何度もシミュレーションを繰り返す。
いざ自分の番になり、笑顔でパスポートと一緒に乗り継ぎのチケットを見せたら一言も発することなく無事に通過となった。
でも、ここで終わりではない。先に進むとモノレールに乗り場が登場。確認だがここは空港の中。
乗車時間は約5分。降りたら再び歩く。
手荷物は預けっぱなしなのでここはスルー。
 
バンクーバーまで届けてくれるはずだが、ちょっと心配だから一応確認する。
間違ってここで出てきていたりして・・・。まぁ、大丈夫そうだ。
それにしても出てくる荷物が少ない。ほとんどが乗り継ぎ利用なのだろか。
税関審査みたいな場所は、もはや顔パスに近い状態での通過となった。
単純に距離が遠かっただけで煩雑な手続きはいっさいなく入国となった。
 
しかし、ここからが再び悩ましいところ。ホテルへ向かわなければならない。
でかいフロアでたくさんの人が行きかっている。

中国国際航空のカウンターを見つけホテルをお願いしている旨を伝える。
受付の人が中国人だというのは当たり前だが、このカウンターに来ているたのお客も中国人ばかり。
そのため、ぼくも傍から見れば完全に中国人だ。
このままでは中国語の案内だけで全てが進んでいってしまう。
事あるごとに英語で質問をぶつけ、中国語を理解していないことをアピールし、
なんとか自分が利用するホテルに向かうであろうバスに乗り込んだ。
 
交通量の多い道を荒っぽく走っていく。
あたりは暗くなっているが建物が多いので暗闇の怖さは感じない。
10分ほど走りホテルの前に到着した。
車内からホテルの名前を確認する。明らかにぼくが使うはずのホテル名ではない。
そうか。お客をいつくかのポイントで降ろしていくパターンだな。
と、思ったらぞろぞろと全ての人が降りて行ってしまった。
「あら?どういうこと?間違えたか。」
ドライバーに確認しようにも中国語の読み方がわからない。
メモしていたホテル名を見せるが、日本で使っている漢字と少しかたちが違うため理解してもらえない。
ホテルのフロント係なら英語を理解するだろうと思い質問しようとしたが、
とりあえず、チケットとパスポートを見せてと言われ、
違うホテル(だと思う)にも関わらずそのまま問題なくチェックインとなった。
  
明日になったらお金を請求されるのでは・・・という心配はあったが、
これから移動するのも難しいので思考を停止して流れに身を任せることに。
最上階である11階の部屋に入ると大きめのベッド、シャワーにトイレ。
何の問題もない。むしろ旅の最中にはこんなに立派なところには泊まらない気がする。
十分にくつろげそうだ。
 
空港で買っておいたビールを飲み眠りにつくことにした。
 
長く濃密な1日だった。

 

 

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