スポンサーサイト
- 2021.02.23 Tuesday
一定期間更新がないため広告を表示しています
- -
- -
- -
日付:2019年5月5日(日) 天気:雨のち曇り
移動距離:なし 総移動距離:23,379km
本日の移動:クスコ⇒マチュピチュ村
今日は1日かけてマチュピチュ遺跡の麓の村まで向かう。
(アグアスカリエンテスという名前の村だが、
マチュピチュ村という名前でも呼ばれている。)
ここ数日、一時的に天気が崩れることはあったが
基本的には晴天が続いていた。
特に朝はきれいに青空が広がっていた。
ところが、今日に限って夜明け前から雨。
なんかぼくが悪いことをしたでしょうか?
バス(正確にはバン)は8時に出発なので予約したツアー会社の前まで
レインウェア着込んで歩き出した。
その頃には小雨になっていてくれたので
何とかずぶ濡れになることは避けられた。
予想はしていたがツアー会社は閉まっていた。
誰かが迎えに来てくれるということなのだが・・・。
予定時間から15分過ぎたものの誰も来ない。
やや不安になってきたが、
「ここは日本ではなくペルー」と考えると
そんなもんかな〜と思ったりもする。
20分を過ぎたところで一人のおっちゃんが
スマホを片手にぼくの名前を呼んでくれた。
予約はしっかりとされていたようだ。
おっちゃんの後について行く。
アルマス広場の目の前で再び待機。
ぼくの他にも一緒のバスに乗るお客さんが
10人ほど集まってきていた。
日曜日だからなのか音楽を奏で、
踊りながら目の前を通り過ぎる一団。
先頭の人がリャマとアルパカを連れていて、
後ろの大勢は背中にアルパカをぶら下げている。
(ぬいぐるみだけど。)
昔の儀式の再現でもしているのだろう。
その一団が通り過ぎたところで
いよいよぼくらも動き出した。
バンが来るのはちょっと離れた場所らしく、
5分ほど歩いて移動。
その後、さらに5分してやっとバンがやってきた。
総勢15人を乗せたバンが走り出した頃には
もうすぐで9時になろうかというところだった。
ここから約6時間か・・・。
山道を走っていくことになるだろうけど、
果たして耐えられるだろうか。
と不安な気持ちを抱えたが、
バンは走り出してすぐのガソリンスタンドでしばし停車。
理由はよくわからん。
やっと動き出したが20分ほどすると再びガソリンスタンドへ。
今度はどうやら給油らしい。
こういった移動に慣れていないぼくからすると、
「出発前に入れておけよ!」と思ってしまうが、
そんなことは当たり前なのかもしれない。
他の乗客は全くの無反応だ。
そこからやっと本格的に走り出した。
長時間の乗車に耐えるには寝るしかないと思っていたが、
移り行く景色を見逃してしまうのがもったいなく感じて
外の景色を眺め続けた。
いくつかの小さな村を通り、山を越えていく。
2時間ほど走って休憩をとり、
そこからさらに山の中へと入っていった。
自転車で走りたいな〜と思える道ばかりだが、
急勾配の道も多く、最後は未舗装路がしばらく続いたので
仮に走るならしっかりとした準備が必要だし、
時間もかなりかかるだろう。
目的地の水力発電所の手前にサンタテレサという町がある。
そこで昼食タイム。
小さな食堂の前でバスは停まった。
ぼくはパックツアーを申し込んだわけじゃないので
昼食は含まれていない。
その場でお金を払えば問題ないみたいだが、
かばんにパンを詰め込んできたので
近くのベンチに座ってパンにかぶりついた。
水力発電所にたどり着いたのは14時半。
発電所と言っても大きなダムがあるわけじゃない。
どこが発電所なのかいまいちわからないくらい。
むしろ列車の小さな駅と言った方が正しい気がする。
ここからマチュピチュ村まで約10km歩いていく。
そのほとんどを線路に沿って歩くので
「スタンドバイミーコース」なんて呼ばれている。
ぼくの他にもマチュピチュを目指す人は多いので
迷う心配はない。
線路の上で犬が寝ていた。
観光客がたくさん歩くし、犬まで寝ているからって
使われていないというわけじゃない。
この線路は現役。
しっかりと観光客や地元民を乗せて走っている。
こんな橋も渡っていく。
まさしくスタンドバイミー。
しっかりと歩道が設置されているわけだけど。
道中には売店やらレストランやらが時々出現する。
ここにはキャンプ場も併設されていた。
小さな川を渡るときは枕木を使っていく。
クスコより標高を1,000mほど下げたこともあって
歩いていると汗ばむ。
でも、あまりゆっくり歩きすぎると暗くなってくる恐れがある。
そんな思いから景色を楽しみながらもやや急ぎ足で進んでいった。
こちらは途中で停まっていた列車。
ちょっと高級な感じがする。
ペルーレイルという会社のロゴがなかなか素敵。
歩き始めて約2時間。やっと村が見えてきた。
川沿いに作られた町で日本の温泉街のよう。
そもそも村の名前である「アグアスカリエンテス」の
「アグアス」は「水」を意味し、
「カリエンテス」は「あたたかい」を意味する。
つまり、ここは正真正銘の温泉街だ。
しかも驚きはそれだけじゃない。
この世界的に有名なマチュピチュ村の初代村長は日本人なのである。
野内与吉という人物で移民としてペルーに渡り、
マチュピチュ村の発展に尽力したそうだ。
そんなわけで「こんな温泉街、日本でも見たような・・・」
と思える光景が溢れている。
明日の朝が早いので町歩きは
明日の午後に回して今日は夕食だけ。
観光地だけあってレストランでの食事はやや高め。
こればっかりは仕方ないか。
ぼくが泊まっている宿には猫が1匹。
鼻から口にかけての黒い模様がかわいらしい。
明日は5時に出発してマチュピチュ遺跡へ。
村から遺跡までバスでも行けるけど、
ぼくは宿から1時間かけて歩いていく予定。
ランキングに登録しています。
クリックをお願いします。