聖なる谷を駆け足で巡るツアー 2019年5月9日(木) 517日目(クスコ)

  • 2019.05.09 Thursday
  • 23:46

日付:2019年5月9日(木) 天気:晴れ

移動距離:なし 総移動距離:23,379km

本日の移動:クスコ

 

今日は丸1日のツアーに参加する。
6時ちょっと過ぎに宿を出て
ツアー会社の前へと歩いていった。
予定の時間になっても誰も来てくれないが
マチュピチュに行った時もそんな感じだったので
特に気にせず近くをふらふらする。

 

時間が早いので人は少ない。

 

15分ほど過ぎたところでおっちゃんが
「Yasuhiro?」と声をかけてきた。
近くのバンに乗り込み
ぼくを含めて14人のツアーがスタートした。

 

今回はガイドがついている。
アンディとう名のおっちゃんで
スペイン語に続いて英語でも説明してくれる。
ほとんどの参加者はスペイン語が堪能らしく、
英語を聞いているのは
ぼくとポーランドから来ているカップルだけのようだ。

 

まずたどり着いたのはチンチェロという町。
遺跡に直行するものと思っていたが
降り立ったのは織物の土産物屋のような場所。
染色の説明をしてもらい、
織っている様子も見せてもらった。

 

 

 

その後は買い物タイム。
そうか。今日はツアーに参加しているんだった。
土産物屋に寄るのは日本のツアーと変わらない。

 

ぼくは買うつもりはないので
店内をさらっと見てから、外をふらふらした。

 

家の屋根には牛の置物がある。
沖縄で見かけるシーサーみたいだ。

 

この子はこれから学校だろうか。

 

こっちでは村人総出で工事をしているようだ。

 

買い物時間をたっぷり取った後は、
町にある遺跡へ向かった。

 

高台にあるので町を見下ろせる。

 

ここにも牛の飾り。

 

広場ではお土産を売るおばちゃんたちが
シートを広げていた。

 

朝早いのでまだ準備中という感じ。

 

ここは遺跡の上に教会が建てられている。
スペイン人がやって来た時に
遺跡を破壊してその上に新たに教会を作ったというわけ。
基礎の部分には過去の石積みが残っている。
今も発掘作業は進められていた。

 

 

 

続いて向かったのはモライという遺跡。
前方後円墳のようなかたちをしているが
丘のようになっているのではなく、
深い穴になっている。

 
かなりの大きさがある遺跡で
中を歩いている人が米粒みたいに見える。

 

これぞまさにミステリーサークル。
競技場?何かの儀式に使われた?
いやいや。
これは驚いたことに農業試験場だとされている。
高さを変えることで気温が異なり、
さまざまな作物を育てていたようだ。
石が熱を吸収することで
最深部では上部と比較して5℃くらいの温度差ができる。
熱帯で育てるような作物も
標高3,500mの場所で育っていたらしい。

 

個人的には下まで行ってみたかったが
ツアーなのでその時間はなかった。
こればっかりは仕方ないか。

 

続いてマラス塩田へ向かった。
今日のツアーの中で最も楽しみにしている場所。
が、ここもたどり着く前に
土産物屋さんに立ち寄る。
その時間を見学時間に充ててほしいのに。

 

未舗装路の丘の上を走り、
そこから一気に谷へと入っていく。
その谷に作られているのが塩田だ。

 

日本の棚田のようになっていて、
茶色い土地がそこだけ真っ白になっている。

 

ここも標高は3,200mほどある。
こんなところで塩ができるというのは、
もちろんかつてここが海だったという証拠。
水路を作って流れてくる水が
それぞれに行き渡るようになっている。

その水は海水が塩分濃度約3%なのに対して
なんと濃度20%とのこと。
確かめるべくちょろっと舐めてみた。
もちろんしょっぱい。そりゃそうだ。


約600年前から行われていてほとんどが手作業。
村の人々がそれぞれの田んぼを所有して、
家族総出で作業にあたることもあるようだ。

大きな木の板のようなものを使って
塩田をバシバシ叩いていた。

 
収穫作業なのだろうか。
田んぼはそれぞれ10cmほどの深さで
塩ができる季節や深さによって適した用途がある。
野菜用、お肉用、お風呂用という感じ。

それにしてもこの規模の塩田を作るのに
どのくらいの人々と月日が費やされたのだろうか。
千枚田どころかその数は3,500以上あるらしい。
ここでもそんなに時間はなく
サラッと見学と説明を受けて出発となった。

 

 

お昼はぼくが普段入らないような
やや高級そうなレストランへ。
食べ放題でこれもツアー代金に含まれている。
ここぞとばかりに食べまくった。

アルパカの肉を使った一品と
ニジマスの卵が大量に入ったスープが絶品だった。

 

食事の後はオリャンタイタンボへ。
マチュピチュに向かう際に通った町で
ここにも遺跡があるのはその時に確認していた。
斜面に沿って作られた遺跡で
インカ帝国の砦とされている。

 

急な斜面に沿って石段が続いている。

かなりの大きな遺跡だ。

 

上った先には精巧な石積みになっていた。

マチュピチュ同様に重要な場所は
こんな風に隙間がなく驚くほど精巧な造り。

 

さらに太陽の神殿の一部とされているのが
6つの巨石を合わせたもの。

高さ4m、幅10mもある。

しかも、この石は谷を挟んで向かい側の山から
運んできているらしい。
こんな急な崖をどうやって運んだのだろうか。
文字を持たなかったインカの人々。
未だに謎に満ちている。

 

現在の町は眼下に広がっていて
その先には岩山が見えている。

そこにも遺跡があるのがわかる。
インカの人たちは斜面が好きだったのかと思ってしまう。

 


また、当時からそう言われているのか、
それとも後付けなのかわからないが、
山には「皇帝」の顔があるとのこと。

確かに言われてみれば・・・。

他にももう一人。
こちらは髭をはやした誰かだと言っていた。

ガイドのアンディが熱心に説明してくれるのだが
如何せん時間が限られており、
自分が納得できるまで見て回ることができない。

少しだけ見学して本日最後の遺跡にとなる
ピサックへ向かった。

 
オリャンタイタンボから続く谷に沿って
車はひたすら走っていく。
この谷、「聖なる谷」と呼ばれていて
インカ時代から続く多くの村が点在している。
ピサックもそのうちのひとつ。
現在の村の裏側にあたる斜面に遺跡が残っていた。

 

太陽が傾きだしている。
遺跡上部はいくつかの建物が並んでいて
さながら迷路のようだ。

 

 

ここも時間を気にしながら見学するしかなかった。

 

遺跡を後にした頃には薄暗くなっていた。
時間的にもこれでツアーは終わりで
クスコに向かっていくものと思っていたが
そうではなかった。
この辺りは「銀」が採れるのかわからないが
小さなジュエリーショップに立ち寄った。
ぼくは全く興味がない。
やれやれ、最後がこれか・・・。

ところが、ツアーはまだ終わらない。
真っ暗になり空にはきれいに星が見えている。
最後に立ち寄った場所で、インカの儀式を行うらしい。
辺りが暗いのでどんな場所に来たのかもよくわからない。
もはや誰かの家の裏庭のような気がする。

 

インカ時代の衣装のようなものを纏ったおっちゃんが出てきた。
しかし、よく見ると中はジャージで
足元は普通のサンダルを履いている。

とりあえず言われるがまま、
渡されたマカの葉を火の中へ投じ、
彼が叫ぶケチュア語をリピートする。
しかし、一文が長いため参加者全員ほとんど覚えきれない。

 

最後は全員が手をつないで
「万歳!」みたいな要領で手を上げて
何かにお祈りをした。

ぼくはダウンを羽織っていたが、
どうやら他の人たちは相当寒かったようで
儀式が一通り終わると足早に車へと戻っていった。

1日を通して集合時間に
全員が揃ったことはなかったのに
この時ばかりは早く出発してほしいようだった。

 

20時半ころ、無事にクスコへと戻ってきた。
1日でクスコ周辺の遺跡をいくつも見たが
ツアーだったので納得いくまで見学することはできなかった。
マチュピチュを何時間もかけて見たように
じっくりと堪能することが出来たら
ひょっとしたらマチュピチュを越えるような
場所があったかもしれない。
途中の道もあっという間に通り過ぎてしまうし、
やはりぼくには自転車のペースが合っている。

まぁ、こんな駆け足ツアーに参加するのは
これで最後だろう。
全ての原因は遺跡に入るチケットがセットになっていたからだ。
ぼくはペルーの政府だか観光局だがなんだかわからないが
その策略にしっかりとハマってしまったというわけだ。

 

 

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  • 2019.07.17 Wednesday
  • 23:46
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    コメント
    農業試験場に塩田。でもそれらは、遺跡ってのがすごい。石垣も手を掛けて登れないほど滑らか。インカ帝国の技術の高さがすごすぎる。最後のシャーマンの儀式はなかなか笑えました。
    • 中田
    • 2019/05/17 9:38 PM
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