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    これがカルチャーショックか 2019年8月6日 606日目(ビジェッタ)

    • 2019.08.06 Tuesday
    • 23:33

    日付:2019年8月6日(火) 天気:晴れ

    移動距離:なし 総移動距離:25,819km

    現在地:ビジェッタ

     

    学校訪問は1日だけのつもりだったんだけど
    今日はようこさんの授業があると言うので
    もう1日お邪魔することにした。

     

    授業が始まった直後。
    昨日よりは静かな気がする。
    ただ単に体育をやっていないからかもしれないが。

     

     

     

    こちらはようこさんが0から作り上げた畑。
    土も日当たりも決していいとは言えないけど
    レタスやトマトが育っていた。

     

    授業をちらちらと覗いて歩く。
    授業をやってるのか遊んでるのかわからない教室も多い。
    彼らはお菓子を食べている始末。

     

    休み時間になったようで子どもたちが外に溢れてきた。
    自分が中学校の教員だったからなのか
    中学校年代の子どもたちと話をすることが多くなる。
    というより、彼らは多少こちらに気を使ってくれるからかもしれない。
    ゆっくり話してくれたりジェスチャーを交えたりするから
    意思疎通ができるのである。
    これが小学校低学年だとそうはいかない。
    「この人は何で話していることがわからないの?」
    という表情をされてしまう。
    しまいには「グアラニー語は話せる?」と聞かれてしまう。

      

    学校には売店も併設されている。

     
    休み時間はここで買ったものをつまみながら遊ぶ。
    パンやサンドウィッチからお菓子まで並んでいて
    けっこういい匂いを漂わせている。

     

    可愛らしい女の子たち。
    当たり前だが肌の色も髪の毛も色も様々。

     

    授業の一環なのかよくわからないがペンキを塗っていた。

     

    ぼくが近づくとすぐに人が集まってきて
    色んな質問を浴びせられる。
    「○○は日本語で何て言うの?」とよく聞かれ
    その度に答えるのだが、
    そんな言葉を知ってどうするんだとも思う。
    とにかく彼らの好奇心は底知れず、
    そしてとても人懐っこい。
    日本の学校に突然外国人がやってきても
    こうはならないだろう。

     

    お昼は今日もようこさんの下宿先でいただく。

     

    パラグアイでは必ずと言っていいほど
    マンジョーカというイモが食事についてくる。
    メキシコのトルティーヤみたいに何にでも併せる。

    右手にスプーンかフォーク、左手にマンジョーカという要領だ。
    日本ではキャッサバという呼び方が一般的で
    タピオカの原料になるイモ。
    味はじゃがいもよりもさつまいもに近く
    ほんのりと甘くておいしい。

     

    午後は全体集会?からスタート。


    代表の子が国旗を持ち、国歌も歌う。
    ちなみにパラグアイの国旗は世界で唯一の特徴がある。
    それは表と裏でデザインが違うこと。
    中央部分のマークのみだが、
    学校にある国旗もしっかりそうなっていた。

     

    さっそく授業に参加。(というよりほとんど見学。)
    今日は前回の続きで栄養に関しての授業。
    黒板に貼られたものを見ただけでも
    手作り教材で子どもたちに興味を持たせようと
    日々試行錯誤しているのがよくわかる。

     

    こういったものを作るのが小学校の先生は
    とっても上手なイメージがある。
    チャチャっと絵が描けてしまうのはここでは重要なスキルだ。
    プリントを1人1枚印刷するのも難しく、
    拡大コピーなんてのも出来ないわけだから。

    ぼく自身、日本で教員として働いていた時は、
    どうすれば生徒が興味を持つか、
    不思議だと感じるか、思考するかなどと
    あれこれ考えながら授業を作ったが、
    ここにあるものだけで授業を作り上げるのは非常に難しい。
    自分はあまりに無力だと痛感させられる。

     

    また、子どもたちはひたすら落ち着かない。
    立ち歩くことも大声を出すことも当たり前。
    もちろんしっかりと話を聞いて
    必死に取り組んでいる子どももいる。


     
    授業の途中から何人かの子どもが
    周りの子にちょっかいを出し始めた。
    大声もエスカレートして完全に授業を妨害している。
    ようこさんも厳しい口調で注意をするが
    子どもたちはほとんど意に介さない。
    ぼくも厳しい表情をし、拙いスペイン語とジェスチャーで
    「席について黙ってろ!」と伝えるが
    そんなことを聞くような彼らではなかった。

     

    最終的にはその数名は外で遊び始めた。
    追いかければ楽しんで逃げ回る。
    授業の妨害にならないだけいいのかもしれない。
    ここでは授業中に外に子どもがいて
    自由に遊び回っているのは
    決して特別なことではない。

    魅力的な課題を出せば、興味を持たせられるような教材を作れば、
    わかりやすい言葉でしっかりと伝えれば、
    子どもたちは授業に前向きに取り組めるはず。
    日本で授業をしてきていて、そんな風に思っていた。
    しかし、それは日本の教育の最低限の土台みたいなものがあるからだった。

     

    日本ではややざわついた教室でも、
    教師が前に立ち、黙って生徒を見つめ、
    こちらが話したいというオーラを出していれば
    そのうち静かになる。
    「静かにしろ!」と怒鳴っていてはいつまでたっても改善されない。
    が、ここでは黙って立っているだけでは
    教室の中は輪をかけてうるさくなっていき、
    しまいには外に飛び出す子どもが出てきてしまう。

    教育活動の中で「怒鳴る」という行為は
    余程の特別な場合を除き必要ないと思っていた。
    が、それも一定の状況が保証されている日本だから。
    ここでは教室の中でも大声を出さないと簡単な指示すら通らない。
    事実、働いている先生たちは例外なく声が大きい。

     

    休み時間には長縄をやる子どもたち。

    おっさんも参加する。

     

    続いての授業は小学校5年生に向けた
    プラスチックに関するもの。
    グループワークをするわけだが
    机をこの向きにするだけで一苦労だった。

     

    プラスチックに関するいくつかの質問を
    グループごとにまとめていく。
    資料はグループにいくつもあるわけじゃない。
    それを1人の子が独占し始める。
    重要な部分を抜き出してほしいけど
    完全に写し取るだけになる。
    なかなかうまくいかないもんである。

     

    数週間後にまとめたものを発表するイベントがあるらしく、
    それまでに何とかなっていくだろうか。
    いや、何とかするんだろうけどかなり大変そう・・・。

     

    疲れ果てたぼくらは、
    「難しいね」「どうすればいいのかね」など
    あれやこれやと話しながら帰宅。

    少し遠回りをして沈んでいく夕日を眺める。

     

    近くでは学校にいた子どもが凧あげをして遊んでいた。

     

     

    夕食はカレーライス。
    ようこさんが持っていたルーを使わせてもらった。

     

    2日間の学校訪問はなかなか出来ない貴重な体験となった。
    表面だけを見るのではなく、
    実際に授業に入って色々と考えられたのが
    自分の中では大きかった。
    旅に出て初めてカルチャーショックを受けたような気がする。
    そんな異なる環境の中で悪戦苦闘するようこさん。
    こんなんじゃ無理だ!と投げ出したくなるような気もするが
    自分にできることを必死に考えて実行に移していた。

     

    ぼく自身、働いている時から青年海外協力隊の教員向けの募集には

    少なからず興味があり、パンフレットを眺めたりしていた。

    その当時のぼくがここに来て働いていたとしたら、

    ようこさんほど懸命にそして柔軟に取り組めていないだろう。

    でも、ここまで旅を続けてきた今なら何かが出来るんじゃないかとも思える。

    旅の「経験」が「財産」へ少しずつ変化しているということかもしれない。

     

    2日間、どうもありがとう。
      

      

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