アフリカ入り! 2019年12月8日(日) 730日目(Algeciras→Tetouan)

  • 2019.12.08 Sunday
  • 23:37

日付:2019年12月8日(日) 天気:晴れ

移動距離:45km 総移動距離:30,231km

本日の移動:Algeciras→Tetouan

 

地中海と大西洋の出入り口として
古代から現代においても軍事上、海上交通上で
極めて重要となるのがジブラルタル海峡。
最も狭い場所は14kmで海の上を自転車で走ることが出来れば
1時間程度で渡り切ってしまえる。

本州と北海道間の最短距離が17.5kmなので
それよりもヨーロッパとアフリカってのは近いことになる。

 

9時のフェリーに乗るため30分前にはフェリーターミナルへ向かった。
少し待ってから車と共にフェリーの中へ進む。

ちなみに自転車は無料。

 

アウストラル街道で何度かフェリーを使っているが
そのどれよりも大きなフェリーだ。

 

複数のフェリー会社があるので合わせれば1時間に1本くらいは出ているみたい。

 

大きなコンテナを横目に出航する。

 

 

こんもりとした島のようなものが見えてきた。
これがジブラルタルと呼ばれる場所。

 

陸続きになっているので島ではなく半島だが
大半を岩山が占めているので遠くから見たら島のように見える。

地中海の出入口を抑える地であり
様々な歴史を経て現在はイギリス領となっている。
スペインも返還を求めたり、
独立の声が上がっていたりと今後も色々ありそうな場所。
  
で、フェリーが向かう先はCeutaという町。
こちらもやや複雑で
アフリカ大陸にあるもののスペインの領土となる。

 

しばしデッキで写真を撮ってからは
大人しく席に座って1時間ほどうとうと。
気がついた時にはもうアフリカ大陸が目の前に見えていた。

 

要塞の面影が残るエリアを抜けていく。
前述のようにアフリカ大陸であるが
スペインの領土なのでこれまでと何ら変わりはない。

 

 

海沿いの道を15分ほど走って国境にたどり着いた。
警備員のおっちゃんに「そのまま進んでいいぞ!」と言われ
スペイン側の出国をスルーしそうになったが
「いや、ちょっと待てよ・・・」と思い直し
改めて確認するとやっぱりスタンプが必要だった。
このあたりスペインはかなりゆるい。

 

無事にスタンプを貰ってからモロッコ側の入国へ。
問題なくスタンプを貰いその先へ進むと荷物チェックとなった。
まさかモロッコに入るために荷物をチェックされるとは思わなかった。
 
「これは何が入っている?」
「服とかキャンプ道具だ。問題ないだろ。」と言うが
人の好さそうな警備員の兄ちゃんは
笑顔で「中身を見てほしい。」と言う。
仕事でそう言っているというよりも
ただ「興味があるから見てみたい。」という感じ。
しかも取り外すのが面倒なリアのパニアをしきりに気にしている。
 
仕方なく色々とくっつけている荷物を外して
ゴムひもをほどきパニアを開いた。
兄ちゃんはチラッと中身を見ただけで「OK」と一言。
何のためにわざわざ荷物を外させたんだ・・・。

というわけで無事に入国することはできた。

 
邪魔にならない場所まで移動して
荷物を再びくっつける。
その数十分の間で近くを歩いていく人や車からも
「どっから来たんだ!?」
「モロッコへようこそ!」とやらと声をかけられた。

人懐っこく色々と声をかけられるこの感じは中南米を思い出す。

 

少し走ってCeutaの町を眺める。
原付バイクに2人乗りしている光景はスペインでは見られなかった。

 

こちらは最初に出てきた町。


 
目立っているのはキリスト教会ではなくイスラム教のモスク。
塔の部分はミナレットと呼ばれる。
この町のATMでお金を入手。
モロッコの通貨はディルハム。
日曜日だったのでATMで何かあったら嫌だな〜と思いながらも
しっかりと引き出すことができた。
この辺りはリゾート地のようで大きなホテルもちらほら。
 
コウノトリも多い。こいつらに国境なんてものは関係ない。

でも巣のボリュームが増したような気はする。

 

路肩がある広い道が続いているので走りやすいが
スペインと比べると車の運転は荒くなり
横断歩道は人よりも車が優先に変わった。
(日本も同じだけど・・・)
  
お昼ご飯は町の公園で済ませる。
スペインから持ち込んだパンにハムとチーズをはさんだ。
近くでは少年たちがサッカーをやっている。
道を歩く女性の多くは
ヒジャブと呼ばれるスカーフのようなものを頭に巻いている。
もちろんこの町にもモスクがあってミナレットが目立っていた。

 

しばらく海沿いの道を走ってTetouanの町へ入った。
モロッコ初日にふらふら寝床を探すのは嫌だったので
今日はこの町で宿を予約している。

大きめのマンションが建ち並ぶエリアを通り過ぎて行く。
原付バイクに乗ったおっちゃんが
「Welcome to Morocco」と声をかけてくれる。
が、そのすぐ後には「安い宿があるぞ。こっちへ来い。」と。
そんな誘いは無視して町の中心部へと進んでいった。

 

道ばたにはやたらと猫を見かける。
その自由な感じがたまらない。

 

この辺りから交通量が増え坂道も勾配が急になったので
自転車を押して歩くことに。

するとやたらと親しげにおっちゃんが声をかけてきた。
「安いホテルを紹介するぞ〜」と。
「もう決めているから。」と言い
ほとんど無視して歩くがしつこく付いてくる。
やれやれ面倒なおっちゃんだ。

 

完全に無視することにして予約していた宿へ向かう。
人通りの多い狭い道を進んでいくしかない。
結局、そのおっちゃんは宿までついてきた。

ぼくは宿のフロントの優しそうな兄ちゃんに
予約しているものだと伝える。
モロッコの公用語はアラビア語とベルベル語。
第2言語がフランス語になる。
でも、北部ではスペイン語も通じるらしい。
英語を解さない宿の兄ちゃんだったが
スペイン語ならなんとなく言いたいことは伝わった。

 

ちなみに勝手についてきたおっちゃんは
宿の兄ちゃんに「紹介料」のようなものを要求していた。
ぼくは事前に予約していたので
そんな偽りの紹介が通用するわけもない。
宿の兄ちゃんも「なんだ、こいつ?」という表情で相手にしない。
それが無理だと悟るとぼくに金を要求してきた。
もちろん向こうが勝手についてきたわけで
そんなことで金を払うほど寛大な人間ではない。
 
「お前がいなくてもおれはここに来ていたよ。」と伝え
後はとにかく相手にしなかった。
「コーヒーも飲ませてくれないのか!?」という捨て台詞には
「おれはコーヒーも自分で淹れて節約しているんだ。」と返した。
うーむ。今考えるとちょっと大人げなかったか。
まぁ、どちらにしても金を渡す気にはならないが。

 

そういえばどっかでモロッコは「世界三大うざい国」だと聞いた。
こんな感じの客引きもそう呼ばれる要因なのかもしれない。

同じようなことは中南米でもちょこちょこあった。
スペインに1ヵ月ほどいて体なのか心なのかわからないが
ちょっとだけなまってきていたようだ。
宿に荷物を入れ終えた時には疲労感で満たされていた。

 

が、それと同時にこういう世界に戻ってきたんだな〜という
高揚感みたいなものがあるのも確かだった。

 

その後、メディナと呼ばれる複雑に入り組んだ旧市街を歩いた。
観光客もいるけどどちらかと言えば地元の人々で溢れている。
小さな商店が続いていて活気がある。
と思ったら少し進むとひっそりしていて
何だか怖い雰囲気もあったりする。
そんな路地にも猫が多い。

 

わかってはいたがイスラム教の国なので
どこに行ってもビールが見当たらない。
スーパーに行けばあるなんて情報も聞いて
ちょっと遠くのスーパーまで足を運んだが見当たらなかった。

 

夕食は宿近くのレストランにて。
さっそくモロッコの代表する料理であるタジンを食べる。

 

タジンとは三角帽子のような形をしたフタを持つ土鍋のこと。
その土鍋で作られる料理もタジンと呼ぶらしい。
「煮る」と「蒸す」を同時にやっているような感じ。
味が凝縮されていてうまい。
スープにパンをつけて食べるとこれまたうまい。
野菜も多いしスパイスも色んなものが入っている。
こりゃモロッコではだいぶお世話になりそうな気がする。

 

ちょっと足りなかったので
繁盛しているお店でサンドウィッチみたいなやつも食す。
調子に乗ってパフェみたいなのもつけてしまった。
甘すぎずにうまい。

 

周囲にはいくつもカフェが建ち並んでいた。
どのお店にもいるのはとにかく男、男、男。
男たちで溢れかえっている。
 
小さなカプチーノみたいなものを片手に黙っている男。
仲間とわけのわからないボードゲームをする男。
トランプで遊んでいる男。
テレビのサッカー中継を見ている男。
日本でカフェと言ったら女性のイメージだが。
ここモロッコでは全く違っている。

 

色んな意味で刺激的なこういう国はやっぱり面白い。
食べ物もうまいしこりゃ楽しめそうだ。

 

 

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