坂の上の青い街 2019年12月10日(火) 732日目(Chefchaouen手前→Chefchaouenの町なか)

  • 2019.12.10 Tuesday
  • 23:08

日付:2019年12月10日(火) 天気:くもりのち晴れ

移動距離:15km 総移動距離:30,296km

本日の移動:Chefchaouen手前のオリーブ畑→Chefchaouen

  

テントにはたっぷりと水滴がついていた。
モロッコと聞くと乾燥している砂漠を思い浮かべるかもしれないが
今いる辺りは緑が多い。
おまけに川が近いってこともあって湿度も高め。
この時期の朝の気温は一桁になるかならないかだが
昼間は天気が良ければ20度近くまで上がっていく。

 

本日の目的地はすぐそこ。
約15km先のChefchaouen(シェフシャウエン)という町。
そこのメディナと呼ばれる旧市街は、
家の壁も道も階段も青く染められていて
「おとぎの国」と絶賛されることもあるとか。
山の斜面にあるので今日の15kmのほとんどは急な上り坂になる。

 

霧に近い低い雲が立ち込めていたので
テントを乾かすのは諦めて走行を開始した。

 

道ばたに焼き物のお店。
タジンの鍋も売られている。

 

 

そして、奥の山の上に見えているのが目的地のChefchaouen。

 

幹線道路から脇道に入って一気に上りが始まった。


なかなかの勾配で苦労する。
そんな道でもギアを軽くしてゆっくり走ればいいのだが
困ってしまうのはここのところ調子の悪いリアのギア。
軽いものを使うとガチャーンと歯飛びしてしまう。
色々いじっているけどいまだに原因はわからない。

そろそろリアのスプロケットが限界か。 
というわけで、重たいギアでなんとか進んでいく。

 

だいぶ上ってきた。

 

 

すると道ばたのオリーブ畑から
カシャカシャカシャと音が聞こえてきた。
鹿か何かの動物でもいるのかと覗いてみると
そこでは長い棒を持ってオリーブを叩く人がいた。

 
オリーブってどうやって収穫するんだろうと疑問に思っていたが
木で叩いて落ちたのをかき集めるというスタイルらしい。
なんとも原始的と思ってしまうが
この辺は馬を使って畑を耕しているわけで
これは当たり前なんだろう。

 

この辺からやっと町なか。

アルファベットでも町の名前を書いてくれているからわかるけど

アラビア文字だけだったら解読できそうにない。

ちなみにアラビア文字は右から読む。

 

その頃になると雲はなくなり青空と遠くの山も見えてきた。

 

 

青い町並みがあるメディナは町の奥。
坂道をさらに進んでいったところにある。
そして、その中は細い路地が複雑に入り組んでいる。
そんな重たい自転車で行くのには
全く相応しくないエリアの宿を予約している。
まぁ、安宿があるのはそんな場所なのであるが、

さすがに階段を上っていかなければならないのは勘弁してほしかった。

 

青い壁が続く中、自転車を押して歩く。

 

観光客向けのお土産物屋が続くが
意外なことに地元の人たちも多い。
特に学校帰りの大きなリュックを背負った子どもたちをよく見かけた。

 

なんとか宿の近くまでは荷物をつけたまま移動することができた。
宿の目の前の階段と3階の部屋までの階段は
荷物と自転車を運び入れるのに
何度も行ったり来たりを繰り返した。
自転車での走行はたったの15kmだったけど
全ての荷物を入れ終えて一息つけたのは14時を過ぎた頃だった。

 

宿の屋上へ行くとChefchaouenの町が一望できた。
改めて山の斜面にあることを実感する。

 

 

 

 

ここはもともとポルトガルの侵略と戦うための小さな要塞として作られた町。
町なかが青く塗られている理由は諸説あるが、
スペインの支配を逃れここに定住するようになったユダヤ教徒にとって
神聖な色であったという説もある。
他にも「蚊除けの効果」「夏の暑さを視覚的に和らげる」などの理由があるとも言われていて、

今となってはよくわかっていないらしい。

 

ずぶ濡れのテントを乾かし、落ち着いたところで町歩きへ。

青い町並みが続いている。

どうやら青くするのは1階部分だけみたいだが、

階段も青くなっていてまさに別世界に飛び込んだよう。

細い路地は本当に複雑で迷路状態。

そんなんだから歩き回るのは面白い。

 

 

 

 

しかしなぜだろう。

人の手によって色を塗っているわけだけど

観光地特有の作り物感があまりしない。

洗濯ものが干してあったり、子どもたちが遊んでいたりと

人々の生活がここにはあるからだろうか。

 
女性はヒジャブというスカーフを巻いていることが多いが
男性で目立つのはジェラバという民族衣装。
フード付きでゆったりとしたワンピースと言うべきか
ローブと言うべきか・・・。

 

 

そして、この青い町の魅力をさらに引き立てているのが猫。
あっちもこっちも猫が自由を謳歌している。
猫が好きなぼくにはたまらない。

 

 

 

 

今日はどうしてもビールを飲みたかったので
売られている店を調査した。
大きなホテルのバーでは飲めるようだが
ぼくとしては宿の屋上でのんびりと飲みたい気分。
どうやら町なかの小さなバーで販売されているらしい。
調べたお店の付近まで行ったがなかなか見つからず
近くをキョロキョロしながら歩いていると
ちょっと怪しげな雰囲気の兄ちゃんが
「ビールか?」と声をかけてきた。
「17時半からここで売っている。」とのこと。

 
30分ほど近くで時間を潰していざお店の中へ。

薄暗い店内ではビールを楽しんでいるお客がいた。
小さなショーケースのような場所に
ビールやらワインも並んでいる。
店員の兄ちゃんは耳元で囁くように
「何がいいんだい?」と尋ねてきた。

 

イスラム教ではお酒を飲むことは禁止されているが
モロッコの国そのもので禁止されているわけじゃない。
もちろんモロッコ産のビールもある。
それでも外で堂々と飲むのはやはり良くない。
買ったビールも黒い袋に入れられて
中身が見えないようにしてから手渡された。

 

宿の屋上で向こうの山に沈んでいく夕日を眺めつつ
ビールを堪能する。


これがモロッコでは1番のビールだと。

 

 

 

明日もここにもう1泊して青い街を歩き回る予定。
 

 

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