興奮と恐怖の自転車サファリツアー 2020年2月17日(月) 801日目(Doma→Mikumi)

  • 2020.02.17 Monday
  • 23:32

日付:2020年2月17日(月)  天気:晴れ

移動距離:56km 総移動距離:32,838km

本日の移動:Doma→Mikumi

 

アフリカ、特にタンザニアは野生の国というイメージがあった。
サファリツアーではたくさんの動物を見ることができたわけだが
自転車の走行中に見た動物はインパラとバブーン(サル)くらい。
もちろん、ライオンやチーターが近くにいるような場所を
自転車で走るなんてのは不可能なわけで
タンザニアといえども自転車で旅をすることはできる。(暑いけど。)

 

ただ、今日の道はちょっと違う。
タンザニアで4番目に大きなミクミ国立公園は
そのど真ん中を国道が貫いている。
先に進んでいくためにはその道を通り抜けるしかない。
(と言うか、通りたくてこのルートを選んだ。)
多くの自転車旅人もこの道を通り抜けているし
地元の人に聞いても特に問題はなさそう。
 
キャンプ場を出発してミクミの町を通り抜けていく。

 

ここがナショナルパークの入り口。

赤い文字の「HATARI」とは英語にすると「DANGER」で
日本語にすると「危険」となる。

 
動物を轢いてしまう「危険」があるという意味なのか
動物に襲われてしまう「危険」があるのか・・・。

ちょっと進んだところには
動物を轢いてしまった時の罰金一覧表があったので
一番の危険は轢いてしまうことなんだろう。

 
が、よく考えれば車に轢かれるってことは
すぐその辺に動物たちが生息しているということで
ぼくとしてはうれしいような怖いようなけっこう複雑な感じ。
そして、動物によって罰金額に差があるのも
これまた複雑な気持ちになる。
 
ちょっと進むと道ばたにバブーンが出現。
彼らはこれまでもよく見てきているので大して驚きはないが
この先への期待は膨らんでいく。

 

辺りを見渡しながらいつもよりゆっくりと走っていく。
ただ、この時期は雨季のためなのか
草の背丈が高い場所が多くて動物たちを確認することはできず
10km、20kmと進んでいってしまう。
国立公園を通っている道は約50kmなので
もうちょっとで半分を過ぎてしまう。
この時期はあまり動物たちを見ることはできないのかもしれない。

 

そうやや諦めかけていたところで
突然左側の草むらの中でガサガサと音がした。
驚いてそっちを見てみると10頭ほどのシマウマが
ドドドっと音を立てながらぼくから逃げて行くのが確認できた。
速い!そしてなんとも華麗な身のこなし。
車の音にはそこまで敏感になっていない彼らも
時速15kmほどで音もなく走るぼくに驚いたようだ。
それだけ自転車で走る人は少ないってことかもしれない。
ひょっとしたらライオンか何かと勘違いしたのかも。

 

彼らはぼくから遠く離れたところで
道路を横断し遠くへと走り去っていった。

 

それを合図にあちこちに動物たちが見られるようになった。
子どものキリンもぼくの姿を見たら一目散に逃げていく。
大きな体を揺らしながら足を豪快に動かして走る。
おお!ストライド走法。けっこう速い。
 
ちょっと離れたところでは象の親子がのんびり歩いていた。


 

 

出てくる罰金の表示は進んでいくと動物の種類が変わった。

 

 

国立公園の中心部に近づくと一気に動物が増えた。
みんな不思議そうに(?)それともやや警戒してぼくを見ている。

手前にもキリン、奥にもキリン。

 

 

長い首が左右に伸びている。
そこに集まって何しているんだい?

 

インパラもあちこちにいて、ヌーも木陰に集まっていた。

 

 

 

サファリツアーの時もたくさんの動物を見られて興奮したが
ここではまた違った胸の高まりがある。
ぼくと動物たちとの間に境界はなくて
彼らの世界の中に自分の力で飛び込んでいったような感じ。

 

キリンとシマウマの写真を撮っていたら
100mほど前方を象が歩いているのが見えた。

車で彼らを轢いてしまったら罰金は15,000USDとかなりの高額。
そもそも、大型のトラックならまだしも
普通車があの巨体にぶつかったら車の方もただじゃすまないだろう。
自転車のぼくの場合は・・・あ〜考えるだけで恐ろしい。
彼が道から出てくるところにちょうど遭遇しなくて良かった。
 
ゾウが通り過ぎてから少し時間を空けてその区間を走り抜ける。
もう近くにはいないだろう。
道の上にはゾウの黒い大きな落とし物があった。
わざわざここに落とさなくてもいいのに。

なんてのんきに思っていたら
さっき歩いていたゾウはいまだに道のすぐそばにいるではないか!
しかも1頭だけでなく複数。
見ると子どもを連れているようだ。

 
子連れの動物は攻撃的になっていると相場は決まっている。
すぐ近くを通るのはあまりに危険なので
反対車線に渡って距離をとった。
彼らもぼくの存在に気がついてジッとこちらを見ている。
いや、見ているというよりは睨みつけていると言った方がいい。
その眼はぼくのことを完全に「敵」とみなしていて
ちょっとでも動いたらこっちに突進してきそうな殺気すら感じる。
 
このまま動き出すのは危険だと判断し
車がやってきたタイミングでそれを盾にして走り抜けることにした。
前から大きめのトラックがやってきた。
それと入れ替わるように動き出そうとペダルに力を込めたら
ゾウも巨体を大きく揺らしてこちらに駆け出そうとした。
次の瞬間、トラックがぼくとゾウの間を通り過ぎ、
ゾウはそれに驚いてその場に留まった。
ぼくもゾウのその動きにびっくりして先に進むことは出来ず。

こ、これは本格的にやばいかも・・・。 
心臓の音が周りに聞こえそうなくらい激しく動き出した。
 
前から来る車ではなく後ろからの車と並走する作戦をとることにする。
ちょうど後ろからゆっくり走るトラックがやってきたので
その陰に隠れるようにして静かに、かつ勢いよくペダルを踏み込んだ。

 

ちょっと進んでから振り返る。
ゾウは相変わらずぼくを凝視していたが
走り出してくることはなかった。
ふぅ。ほっと一安心。
動物たちとの境界がないってことは
それだけ危険とも隣り合わせってこと。
ひょっとしたらぼくが気にし過ぎだったのかもしれないけど。
(後から聞いたら子連れのゾウはやぱり危険だったようだ。)
 
このゾウを最後に動物たちの姿は見えなくなり
20分ほど走るとナショナルパーク内の道も終了となった。

 

ナショナルパークが終わると
道の左右にはロッジやキャンプ場がいくつも並んでいた。
ぼくは事前に調べておいたロッジ併設のキャンプ場へ。
キャンプにしては料金はやや高めだけど
きれいなトイレ&シャワー、大きなレストランにプールまである。

 

テントを張った後、レストランでビール片手に日記を書いていたら
サファリツアーを終えた欧米からの観光客が次から次にやってきた。
もちろん彼らはテントではなく豪華なロッジに宿泊。
広いキャンプエリアは貸し切り状態だった。

 

夕食もレストランで。珍しく魚料理をチョイス。


オシャレな場所だけにやや料金高めだったけど
ライスとウガリを半分ずつにしてくれたのは
うれしいサービスだった。

 
 

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