バナナ1本分の教訓 2019年12月13日(金) 735日目(Ouezzane→Fez手前70km)

  • 2019.12.13 Friday
  • 23:27

日付:2019年12月13日(金) 天気:雨のち晴れ

移動距離:85km 総移動距離:30,451km

本日の移動:Ouezzane→Fez手前約70km

 

天気予報では雨のマークはなかったのに
荷物を外に運び出したらしとしとと雨が落ちてきていた。
しばらく宿で待機しようかとも考えたが
やむかどうかも怪しいのでそのまま準備をして走り出すことにした。

 

泥水をはね上げながら進んでいく。
30分ほどで少しずつ空は明るくなり雨は上がってくれた。

今日もオリーブ畑を見ながら進んでいく。

 
こんな農業機械はモロッコでは珍しい。

 

みんなで種まき中か。何を育てているのだろう。

 

こちらは干し草をいっぱいに積み込み中。

 

ロバを従えて少年がおつかいの帰りのよう。
タンクには水が入っているみたい。

 

家からおっちゃんも出てきた。
全く同じスタイル。

のどかだな〜と思いながらのんびり進んでいく。

 

Jorf El Meihaという町で昼食休憩。
ぶら下がっている肉をそのまま切って焼いてくれた。

料理はおいしかったわけだが値段がやや高かった。
注文の前にしっかり確認しておくべきだった。
ふっかけられたのかもしれない。

お店の人は悪くなさそうな雰囲気だったから油断していた。

 

さらにこの先でも良くないことは続いた。
町を出てしばらく進んだところで
学校帰りの中学生から高校生と思われる子どもたちが何人も歩いていた。
声をかけられて手を振るなんてことはよくある。
いつも通りに「ハロー」とか「ボンジュール」とか言いながら走っていると
目の前に7、8人の女の子が立ちふさがった。

キャーキャー言いながら声をかけてくる。
この辺の雰囲気は日本の中学生と変わらない。
などと呑気に思っていたがその先が違った。
ぼくのフロントバックに手をかけて開けようとしてきたのだ。
最初は「おいおい、それはやめろ」と軽く手を払いのけたが
何人もの手が伸びてきてさすがに「ノー!!」と声を上げた。
 
手を払いのけて無理矢理自転車を動かした。
すると今度はうしろに括り付けている荷物に手をかける。
「何してくれとんじゃ!!」と言いながらペダルに力を入れると
バナナがぽとりと地面に落ちた。
1人がそれをすかさず拾って走り去る。
ものを盗られたわけでこっちもさすがに黙っていられない。
たかがバナナ1本、されどバナナ1本である。
やや声を荒げて「返せ!」と睨みつける。
が、ぼくがいくら低い声を出して怒りの表情をしても
彼女たちはお構いなしという感じ。
笑いながら他にも何かないかと荷物を引っ張ってくる。
こっちの気持ちを理解しようとはしない。
いや、むしろ本当にわからないのかもしれない。
罪悪感なんてものはこれっぽちもないように見える。

 

自転車さえなければ追いかけてでも奪い返すが
自転車をその場に置いていってしまえば
さらに何かを盗られることも考えられる。
バナナならまだしも財布やパスポートとなればシャレにならない。
未だに群がってくる何人かを振り払い
ぼくは逃げるようにしてその場を後にした。

 

これまで中米や南米でも
「治安が悪い」と呼ばれている地域や町を走ってきている。
危険な目に遭ったことは無いしものを盗まれたこともない。
田舎の子どもたちは「オラ」と言って
きれいな目で声をかけてくれた。
ところがモロッコに入って1週間もせずにこのありさま。
やはりアフリカは危険なのか・・・?

 

いや、決してそんな風に大きく一括りにできるものじゃない。
モロッコでも多くの人が優しくしてくれている。
笑顔で手を振ってくれている子どもたちだってたくさんいた。
彼女たちの何が旅人の荷物に手をかけさせたのだろうか。
そんなことをすべきじゃないと伝えられる人間はここにいるのだろうか。

 

その先の数キロは同じように学校帰りの子どもたちが多かった。
声をかけてくれる子どももいたけど
さっきの一件があったのでうまく返事をすることができなかった。
そこで声をかけてくれた子どもたちにとっては
初めて見る日本人だったかもしれない。
ぼくはそんな子どもたちに
「日本人は冷たいな・・・」という印象を持たせてしまったのだろうか。
(チーノ(中国人)と声をかけられることが多いけど。)

 

ものを盗られたということへの「怒り」よりも
心のもやもやがずっと続いてうまく気持ちの整理ができなかった。

そんなわけでその先の写真はない。
野宿をしようと思っていたけど
心も体もどっと疲れが出てきたので
やや高かったがガソリンスタンド併設の宿に泊まることにした。
 

 

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のんびり田舎道 2019年12月12日(木) 734日目(Chefchaouen→Ouezzane)

  • 2019.12.12 Thursday
  • 23:20

日付:2019年12月12日(木) 天気:晴れ

移動距離:70km 総移動距離:30,366km

本日の移動:Chefchaouen→Ouezzane

 

青い街を脱出する。

6時半を過ぎるとアザーンが町なかに響き渡る。

それを目覚まし代わりにして動き出した。

 
朝は人通りが少なくて静か。

そんな中、階段を1段ずつ慎重に下りていく。

 

モロッコで時々見かけるのはこんな水道。
自由に使っていいみたい。

 

町を抜けてから一気に下るのかと思いきや再び上りが始まった。

おかげでChefchaouenの町をやや離れたところから見渡せた。

  

 

今日の目的地はOuezzaneという町。
下りが多い約70kmなので比較的楽な道のり。

 

この辺りは馬やロバが普通に歩いている。
荷物を運んでいたり畑を耕していたり。
南米でもここまで見かけなかった。

 

荷物を積み過ぎた車も多い。
こんなやつが隣を走り抜けると恐怖を感じる。

 

しばらく走ると道は霧の中へと突入した。

 

 

 

太陽の光が遮られ顔にも服にも水滴がつく。

下り坂では寒さを感じる。

 

そんな場所にある恐ろしすぎる標識。


どうやったら車があの状態になるのやら。

 

12時頃になってやっと霧が晴れてくれた。
道ばたにレストランがあったので
ちょっと早いけど昼食をとることにする。

まだ準備が整っていないようだったが
店のおっちゃんが熱々のスープを出してくれた。
肉が食べられなくて残念・・・と思っていたが
このスープが絶品だった。

 

名前をビサラという。
そら豆のスープで最後にオリーブオイルをたっぷり注いでくれた。
これをパンと一緒に食べるのがモロッコ流。
クミンのパウダーをかけるとこれまた最高だった。

 

お腹も満たされ霧も晴れたので気分もよく走り出す。
周囲はどこまでもオリーブ畑。


路上で売っている人も多いし
オリーブの加工工場もちらほら。

 

小さな町を通り過ぎる時には
子どもたちが「ボンジュール」「ハロー」と声をかけてくる。
うれしそうに後から追いかけてくる子もいた。
道ばたのおっちゃんたちもいい笑顔で
こっちに手を振ってくれる。
のどかな田舎にやってきたな〜と心がほっこりする。

 

 

 

 

無事に目的地のOuezzaneに到着。

思ったよりも大きな町だが安宿を見つけたのでそこに投宿した。

 

夕食に近くのレストランに入った。
高校生くらいの若者が働いていた。
英語を使って話しかけてくる。
英語は学校で学んだだけ。
あとは旅人とこうして話をしながら覚えているようだ。
やっぱりそうだよね。
話さないと使えるようにはならないよね。

 

アラビア語もフランス語もなかなか難しい・・・。

 

 

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青い街散歩 2019年12月11日(水) 733日目(Chefchaouen)

  • 2019.12.11 Wednesday
  • 23:34

日付:2019年12月11日(水) 天気:晴れ

移動距離:なし 総移動距離:30,296km

現在地:Chefchaouen

 
青い街の中の宿に泊まっているのでもちろん宿も青い。
窓はこんな感じでおしゃれ。

 

目の前にも青い家々が続いている。

 

今日は珍しく宿で朝食をお願いした。
モロッコの昔からある家庭の朝食というのに惹かれた。

宿のおっちゃんが準備してくれたのがこちら。

 

モロッコではよく見かけるのは
パンとクレープの中間みたいなやつ。
これにジャムとチーズがよく合う。
チーズは少々クセが強い。
どうやらヤギのチーズみたいだ。
ここにさらにパンもついた。

 

もちろん屋上テラスで頂いた。
今日は朝から天気が良くてなんとも気持ちがいい。

 

 

向かいの家の屋上では猫たちも動き出していた。

 

こいつらはケンカ中。

 

お昼を前に町歩きへ。

土産物屋さんが町のあちこちに建ち並ぶ。
観光のメインとなっている一画に集まっているわけでなく
迷路のような路地を歩いていると
ひょこっと新たな店が現れたりするのが面白い。

 

 

 

 

 

 

どうやらこの時期はオフシーズン。観光客は多くない。

人々の生活のためのお店も同じように入り混じっている。

壁の中の洞窟のような場所でナッツを量り売りしていた。
地元の人たちと一緒になって購入した。

 

言葉がわからないのでジェスチャーをフル活用。
久しぶりにそんなやりとりが面白い。

 

町の高台まで足を運んだ。

  

 

猫と遊ぶお姉さんと子どもたち。

 

日なたが気持ちいい。

 

路地裏にも絨毯のお店。

 

 
夕方になって車が通る大通り方まで足を運んだ。
夕食にこのおっちゃんの屋台でサンドウィッチを購入。

移動式カートがなかなかおしゃれ。

 

明日の走行に備えてパンやら果物を揃える。
朝食に出してくれたヤギのチーズも発見し購入した。

 

鶏肉のお店を見ると奥に生きたままの鶏が何匹もいる。
これが新鮮さのアピールにでもなっているのだろうか。
日本だったら衛生面が・・・なんてことになるだろう。

 

モロッコという国がどんどん好きになっていく自分がいる。
 

 

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坂の上の青い街 2019年12月10日(火) 732日目(Chefchaouen手前→Chefchaouenの町なか)

  • 2019.12.10 Tuesday
  • 23:08

日付:2019年12月10日(火) 天気:くもりのち晴れ

移動距離:15km 総移動距離:30,296km

本日の移動:Chefchaouen手前のオリーブ畑→Chefchaouen

  

テントにはたっぷりと水滴がついていた。
モロッコと聞くと乾燥している砂漠を思い浮かべるかもしれないが
今いる辺りは緑が多い。
おまけに川が近いってこともあって湿度も高め。
この時期の朝の気温は一桁になるかならないかだが
昼間は天気が良ければ20度近くまで上がっていく。

 

本日の目的地はすぐそこ。
約15km先のChefchaouen(シェフシャウエン)という町。
そこのメディナと呼ばれる旧市街は、
家の壁も道も階段も青く染められていて
「おとぎの国」と絶賛されることもあるとか。
山の斜面にあるので今日の15kmのほとんどは急な上り坂になる。

 

霧に近い低い雲が立ち込めていたので
テントを乾かすのは諦めて走行を開始した。

 

道ばたに焼き物のお店。
タジンの鍋も売られている。

 

 

そして、奥の山の上に見えているのが目的地のChefchaouen。

 

幹線道路から脇道に入って一気に上りが始まった。


なかなかの勾配で苦労する。
そんな道でもギアを軽くしてゆっくり走ればいいのだが
困ってしまうのはここのところ調子の悪いリアのギア。
軽いものを使うとガチャーンと歯飛びしてしまう。
色々いじっているけどいまだに原因はわからない。

そろそろリアのスプロケットが限界か。 
というわけで、重たいギアでなんとか進んでいく。

 

だいぶ上ってきた。

 

 

すると道ばたのオリーブ畑から
カシャカシャカシャと音が聞こえてきた。
鹿か何かの動物でもいるのかと覗いてみると
そこでは長い棒を持ってオリーブを叩く人がいた。

 
オリーブってどうやって収穫するんだろうと疑問に思っていたが
木で叩いて落ちたのをかき集めるというスタイルらしい。
なんとも原始的と思ってしまうが
この辺は馬を使って畑を耕しているわけで
これは当たり前なんだろう。

 

この辺からやっと町なか。

アルファベットでも町の名前を書いてくれているからわかるけど

アラビア文字だけだったら解読できそうにない。

ちなみにアラビア文字は右から読む。

 

その頃になると雲はなくなり青空と遠くの山も見えてきた。

 

 

青い町並みがあるメディナは町の奥。
坂道をさらに進んでいったところにある。
そして、その中は細い路地が複雑に入り組んでいる。
そんな重たい自転車で行くのには
全く相応しくないエリアの宿を予約している。
まぁ、安宿があるのはそんな場所なのであるが、

さすがに階段を上っていかなければならないのは勘弁してほしかった。

 

青い壁が続く中、自転車を押して歩く。

 

観光客向けのお土産物屋が続くが
意外なことに地元の人たちも多い。
特に学校帰りの大きなリュックを背負った子どもたちをよく見かけた。

 

なんとか宿の近くまでは荷物をつけたまま移動することができた。
宿の目の前の階段と3階の部屋までの階段は
荷物と自転車を運び入れるのに
何度も行ったり来たりを繰り返した。
自転車での走行はたったの15kmだったけど
全ての荷物を入れ終えて一息つけたのは14時を過ぎた頃だった。

 

宿の屋上へ行くとChefchaouenの町が一望できた。
改めて山の斜面にあることを実感する。

 

 

 

 

ここはもともとポルトガルの侵略と戦うための小さな要塞として作られた町。
町なかが青く塗られている理由は諸説あるが、
スペインの支配を逃れここに定住するようになったユダヤ教徒にとって
神聖な色であったという説もある。
他にも「蚊除けの効果」「夏の暑さを視覚的に和らげる」などの理由があるとも言われていて、

今となってはよくわかっていないらしい。

 

ずぶ濡れのテントを乾かし、落ち着いたところで町歩きへ。

青い町並みが続いている。

どうやら青くするのは1階部分だけみたいだが、

階段も青くなっていてまさに別世界に飛び込んだよう。

細い路地は本当に複雑で迷路状態。

そんなんだから歩き回るのは面白い。

 

 

 

 

しかしなぜだろう。

人の手によって色を塗っているわけだけど

観光地特有の作り物感があまりしない。

洗濯ものが干してあったり、子どもたちが遊んでいたりと

人々の生活がここにはあるからだろうか。

 
女性はヒジャブというスカーフを巻いていることが多いが
男性で目立つのはジェラバという民族衣装。
フード付きでゆったりとしたワンピースと言うべきか
ローブと言うべきか・・・。

 

 

そして、この青い町の魅力をさらに引き立てているのが猫。
あっちもこっちも猫が自由を謳歌している。
猫が好きなぼくにはたまらない。

 

 

 

 

今日はどうしてもビールを飲みたかったので
売られている店を調査した。
大きなホテルのバーでは飲めるようだが
ぼくとしては宿の屋上でのんびりと飲みたい気分。
どうやら町なかの小さなバーで販売されているらしい。
調べたお店の付近まで行ったがなかなか見つからず
近くをキョロキョロしながら歩いていると
ちょっと怪しげな雰囲気の兄ちゃんが
「ビールか?」と声をかけてきた。
「17時半からここで売っている。」とのこと。

 
30分ほど近くで時間を潰していざお店の中へ。

薄暗い店内ではビールを楽しんでいるお客がいた。
小さなショーケースのような場所に
ビールやらワインも並んでいる。
店員の兄ちゃんは耳元で囁くように
「何がいいんだい?」と尋ねてきた。

 

イスラム教ではお酒を飲むことは禁止されているが
モロッコの国そのもので禁止されているわけじゃない。
もちろんモロッコ産のビールもある。
それでも外で堂々と飲むのはやはり良くない。
買ったビールも黒い袋に入れられて
中身が見えないようにしてから手渡された。

 

宿の屋上で向こうの山に沈んでいく夕日を眺めつつ
ビールを堪能する。


これがモロッコでは1番のビールだと。

 

 

 

明日もここにもう1泊して青い街を歩き回る予定。
 

 

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モロッコの山奥へ 2019年12月9日(月) 731日目(Tetouan→Chefchaouen手前)

  • 2019.12.09 Monday
  • 23:26

日付:2019年12月9日(月) 天気:晴れ時々くもり

移動距離:50km 総移動距離:30,281km

本日の移動:Tetuan→Chefchaouen手前のオリーブ畑

 

今日から本格的にモロッコで走行開始。
Tetouanの町を出てから山の中へと入っていく。

 

Tetouan周辺にはいくつか町があり、
どれも斜面に沿って広がっていた。

 

緩やかな勾配の道をじわじわと上っていく。
町はなくてもポツポツと民家は続く。
幹線道路から外れた山の斜面にも家がちらほら。
どんな暮らしをしているのやら。

 

 

途中からオリーブの木が目立つようになった。
スペインでは整然と並べられていたオリーブの木だが
ここでは自然のまま生えているような感じ。

 

馬で畑を耕す人もよく見かけた。
スペインでは絶対に見ない光景だ。

 

昼食は小さな町で手持ちのパンを食べる。
スペインでは必ずあった広場みたいなのがないので
小さな橋の近くに座って食べ始めた。

橋は幹線道路と小さな町のつなぎ目で
目の前を時々地元の人が通っていく。
ぼくの存在に気がつくと笑顔を向けてくれたり
手をあげて挨拶をしてくれる。

 
川では洗濯をしている女性もいた。

あっという間に田舎へ入ってきていた。そう実感する。

 

その後も山の間を進んでいく。
タジン鍋を売っているお店が時々出てくる。
円錐型のとがったふたが特徴的。
あの形のおかげでいい味を出すんだとか。

 

 

小さな町でも必ずモスクがあって
ミナレットが目立っている。

ミナレットの上部にはスピーカーがついていて

そこからアザーンが1日に5回流れてくる。

イスラム教の人はみんなお祈りしているのかと思っていたが

決してそんなわけじゃなく町なかでは

普通に人々が行き来していた。

 

明日、Chefchaouenという町まで行く予定なので
今日はその手前でキャンプをすることに。
町から少し離れたところにあったオリーブ畑の中へ進みテントを張った。

 

 

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アフリカ入り! 2019年12月8日(日) 730日目(Algeciras→Tetouan)

  • 2019.12.08 Sunday
  • 23:37

日付:2019年12月8日(日) 天気:晴れ

移動距離:45km 総移動距離:30,231km

本日の移動:Algeciras→Tetouan

 

地中海と大西洋の出入り口として
古代から現代においても軍事上、海上交通上で
極めて重要となるのがジブラルタル海峡。
最も狭い場所は14kmで海の上を自転車で走ることが出来れば
1時間程度で渡り切ってしまえる。

本州と北海道間の最短距離が17.5kmなので
それよりもヨーロッパとアフリカってのは近いことになる。

 

9時のフェリーに乗るため30分前にはフェリーターミナルへ向かった。
少し待ってから車と共にフェリーの中へ進む。

ちなみに自転車は無料。

 

アウストラル街道で何度かフェリーを使っているが
そのどれよりも大きなフェリーだ。

 

複数のフェリー会社があるので合わせれば1時間に1本くらいは出ているみたい。

 

大きなコンテナを横目に出航する。

 

 

こんもりとした島のようなものが見えてきた。
これがジブラルタルと呼ばれる場所。

 

陸続きになっているので島ではなく半島だが
大半を岩山が占めているので遠くから見たら島のように見える。

地中海の出入口を抑える地であり
様々な歴史を経て現在はイギリス領となっている。
スペインも返還を求めたり、
独立の声が上がっていたりと今後も色々ありそうな場所。
  
で、フェリーが向かう先はCeutaという町。
こちらもやや複雑で
アフリカ大陸にあるもののスペインの領土となる。

 

しばしデッキで写真を撮ってからは
大人しく席に座って1時間ほどうとうと。
気がついた時にはもうアフリカ大陸が目の前に見えていた。

 

要塞の面影が残るエリアを抜けていく。
前述のようにアフリカ大陸であるが
スペインの領土なのでこれまでと何ら変わりはない。

 

 

海沿いの道を15分ほど走って国境にたどり着いた。
警備員のおっちゃんに「そのまま進んでいいぞ!」と言われ
スペイン側の出国をスルーしそうになったが
「いや、ちょっと待てよ・・・」と思い直し
改めて確認するとやっぱりスタンプが必要だった。
このあたりスペインはかなりゆるい。

 

無事にスタンプを貰ってからモロッコ側の入国へ。
問題なくスタンプを貰いその先へ進むと荷物チェックとなった。
まさかモロッコに入るために荷物をチェックされるとは思わなかった。
 
「これは何が入っている?」
「服とかキャンプ道具だ。問題ないだろ。」と言うが
人の好さそうな警備員の兄ちゃんは
笑顔で「中身を見てほしい。」と言う。
仕事でそう言っているというよりも
ただ「興味があるから見てみたい。」という感じ。
しかも取り外すのが面倒なリアのパニアをしきりに気にしている。
 
仕方なく色々とくっつけている荷物を外して
ゴムひもをほどきパニアを開いた。
兄ちゃんはチラッと中身を見ただけで「OK」と一言。
何のためにわざわざ荷物を外させたんだ・・・。

というわけで無事に入国することはできた。

 
邪魔にならない場所まで移動して
荷物を再びくっつける。
その数十分の間で近くを歩いていく人や車からも
「どっから来たんだ!?」
「モロッコへようこそ!」とやらと声をかけられた。

人懐っこく色々と声をかけられるこの感じは中南米を思い出す。

 

少し走ってCeutaの町を眺める。
原付バイクに2人乗りしている光景はスペインでは見られなかった。

 

こちらは最初に出てきた町。


 
目立っているのはキリスト教会ではなくイスラム教のモスク。
塔の部分はミナレットと呼ばれる。
この町のATMでお金を入手。
モロッコの通貨はディルハム。
日曜日だったのでATMで何かあったら嫌だな〜と思いながらも
しっかりと引き出すことができた。
この辺りはリゾート地のようで大きなホテルもちらほら。
 
コウノトリも多い。こいつらに国境なんてものは関係ない。

でも巣のボリュームが増したような気はする。

 

路肩がある広い道が続いているので走りやすいが
スペインと比べると車の運転は荒くなり
横断歩道は人よりも車が優先に変わった。
(日本も同じだけど・・・)
  
お昼ご飯は町の公園で済ませる。
スペインから持ち込んだパンにハムとチーズをはさんだ。
近くでは少年たちがサッカーをやっている。
道を歩く女性の多くは
ヒジャブと呼ばれるスカーフのようなものを頭に巻いている。
もちろんこの町にもモスクがあってミナレットが目立っていた。

 

しばらく海沿いの道を走ってTetouanの町へ入った。
モロッコ初日にふらふら寝床を探すのは嫌だったので
今日はこの町で宿を予約している。

大きめのマンションが建ち並ぶエリアを通り過ぎて行く。
原付バイクに乗ったおっちゃんが
「Welcome to Morocco」と声をかけてくれる。
が、そのすぐ後には「安い宿があるぞ。こっちへ来い。」と。
そんな誘いは無視して町の中心部へと進んでいった。

 

道ばたにはやたらと猫を見かける。
その自由な感じがたまらない。

 

この辺りから交通量が増え坂道も勾配が急になったので
自転車を押して歩くことに。

するとやたらと親しげにおっちゃんが声をかけてきた。
「安いホテルを紹介するぞ〜」と。
「もう決めているから。」と言い
ほとんど無視して歩くがしつこく付いてくる。
やれやれ面倒なおっちゃんだ。

 

完全に無視することにして予約していた宿へ向かう。
人通りの多い狭い道を進んでいくしかない。
結局、そのおっちゃんは宿までついてきた。

ぼくは宿のフロントの優しそうな兄ちゃんに
予約しているものだと伝える。
モロッコの公用語はアラビア語とベルベル語。
第2言語がフランス語になる。
でも、北部ではスペイン語も通じるらしい。
英語を解さない宿の兄ちゃんだったが
スペイン語ならなんとなく言いたいことは伝わった。

 

ちなみに勝手についてきたおっちゃんは
宿の兄ちゃんに「紹介料」のようなものを要求していた。
ぼくは事前に予約していたので
そんな偽りの紹介が通用するわけもない。
宿の兄ちゃんも「なんだ、こいつ?」という表情で相手にしない。
それが無理だと悟るとぼくに金を要求してきた。
もちろん向こうが勝手についてきたわけで
そんなことで金を払うほど寛大な人間ではない。
 
「お前がいなくてもおれはここに来ていたよ。」と伝え
後はとにかく相手にしなかった。
「コーヒーも飲ませてくれないのか!?」という捨て台詞には
「おれはコーヒーも自分で淹れて節約しているんだ。」と返した。
うーむ。今考えるとちょっと大人げなかったか。
まぁ、どちらにしても金を渡す気にはならないが。

 

そういえばどっかでモロッコは「世界三大うざい国」だと聞いた。
こんな感じの客引きもそう呼ばれる要因なのかもしれない。

同じようなことは中南米でもちょこちょこあった。
スペインに1ヵ月ほどいて体なのか心なのかわからないが
ちょっとだけなまってきていたようだ。
宿に荷物を入れ終えた時には疲労感で満たされていた。

 

が、それと同時にこういう世界に戻ってきたんだな〜という
高揚感みたいなものがあるのも確かだった。

 

その後、メディナと呼ばれる複雑に入り組んだ旧市街を歩いた。
観光客もいるけどどちらかと言えば地元の人々で溢れている。
小さな商店が続いていて活気がある。
と思ったら少し進むとひっそりしていて
何だか怖い雰囲気もあったりする。
そんな路地にも猫が多い。

 

わかってはいたがイスラム教の国なので
どこに行ってもビールが見当たらない。
スーパーに行けばあるなんて情報も聞いて
ちょっと遠くのスーパーまで足を運んだが見当たらなかった。

 

夕食は宿近くのレストランにて。
さっそくモロッコの代表する料理であるタジンを食べる。

 

タジンとは三角帽子のような形をしたフタを持つ土鍋のこと。
その土鍋で作られる料理もタジンと呼ぶらしい。
「煮る」と「蒸す」を同時にやっているような感じ。
味が凝縮されていてうまい。
スープにパンをつけて食べるとこれまたうまい。
野菜も多いしスパイスも色んなものが入っている。
こりゃモロッコではだいぶお世話になりそうな気がする。

 

ちょっと足りなかったので
繁盛しているお店でサンドウィッチみたいなやつも食す。
調子に乗ってパフェみたいなのもつけてしまった。
甘すぎずにうまい。

 

周囲にはいくつもカフェが建ち並んでいた。
どのお店にもいるのはとにかく男、男、男。
男たちで溢れかえっている。
 
小さなカプチーノみたいなものを片手に黙っている男。
仲間とわけのわからないボードゲームをする男。
トランプで遊んでいる男。
テレビのサッカー中継を見ている男。
日本でカフェと言ったら女性のイメージだが。
ここモロッコでは全く違っている。

 

色んな意味で刺激的なこういう国はやっぱり面白い。
食べ物もうまいしこりゃ楽しめそうだ。

 

 

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